中村あゆみ、ハスキーボイスが嫌いだった 上京秘話と「翼の折れたエンジェル」誕生まで

前千葉県知事で俳優の森田健作(72)がパーソナリティーを務めるラジオ番組のNACK5「森田健作 青春もぎたて、朝一番!」(日曜午前6時30分)の8月7日、14日分収録が都内で行われ、歌手の中村あゆみ(56)がゲスト出演した。

中村あゆみ(右手前)が「森田健作 青春もぎたて、朝一番!」に出演
中村あゆみ(右手前)が「森田健作 青春もぎたて、朝一番!」に出演

NACK5「森田健作 青春もぎたて、朝一番!」の収録に参加

 前千葉県知事で俳優の森田健作(72)がパーソナリティーを務めるラジオ番組のNACK5「森田健作 青春もぎたて、朝一番!」(日曜午前6時30分)の8月7日、14日分収録が都内で行われ、歌手の中村あゆみ(56)がゲスト出演した。

 中村は森田とは10年ぶりの再会で番組レギュラーの酒井法子(51)とは初対面。同じ福岡市出身、1980年代デビューも共通しているが、これまで接点がなかったことで、酒井は「もう、お会いできて感激です。ずっと曲を聴かせていただいていました」と声を弾ませた。

 中村は、森田と酒井からの質問に答える形でデビューの経緯から明かした。

「母が博多で高級クラブを経営していて、お客さんだった平尾昌晃先生に『娘を歌手にしたい』と相談したんです。私はこの声がコンプレックスで歌手になる気もなかったのですが、平尾先生が『声がいい。預かるよ』と言ってくださいまして」

 中村は誘いのまま上京するも、2か月も経たずに平尾氏のもとを離れたという。両親は離婚しており、母親の会社は倒産。仕送りが途絶えたため、道路交通整理や貴金属店でのアルバイトなどで生計を立てて、貯金ができると夜の六本木に繰り出していたという。当時は、毛皮を着て定時制高校に通う中、ホリプロのスカウトから「あなたの顔と声はギャップがあって面白い。でも、うちの事務所では無理だから、知り合いを紹介するよ」と言われ、現在もマネジャーを務める女性に繋いでくれたという。

 その後、中村は自宅に空き巣が入り、女性に公衆電話から連絡。「ここに来なさい」と指定された飲食店に入ったところ、音楽プロデューサーの高橋研氏に出会ったという。

「その場で何曲か歌ったら、高橋さんから『あなたの曲は僕が絶対にやりたい』と言っていただき、あとはトントン拍子でした」

 高橋氏は中村の楽曲を作詞、作曲し、3枚目シングル「翼の折れたエンジェル」が大ヒット。中村も「世の中に名前を出してくれた曲ですし、錆びずに残って覚えていただけるのでうれしいです」と実感を込めた。

 番組では、結婚、離婚、再婚、出産、離婚を経てシングルマザーで子育てをした苦労話も語った。その上で、大学を卒表して就職した一人娘が、初任給で旅行に連れて行ってくれたエピソードを明かした。

 そして、中村は、10月10日、東京・立川ステージガーデンで現役ママ・アーティストを集めた音楽祭「ママホリ2022」の開催を告知した。自身のほか、レベッカのNOKKO、斉藤由貴、浅香唯、MAX、相川七瀬らの出演を明かし、酒井が「見に行きた~い」と反応すると、「法子さんも今度、出演でね」とオファー。酒井は「え~っ」と恐縮しつつ、「何かうれしいです。ありがとうございます」と喜んでいた。

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