二宮和也、大学生の悩みに真剣回答「緊張と緊張感は別もの」 日大をサプライズ訪問
「嵐」の二宮和也が26日、東京・世田谷区の日本大学文理学部・センターホールで行われた映画「TANG タング」(8月11日公開)の公開直前イベントに登壇した。
映画「TANG タング」公開直前イベント、泣き出す学生も
「嵐」の二宮和也が26日、東京・世田谷区の日本大学文理学部・センターホールで行われた映画「TANG タング」(8月11日公開)の公開直前イベントに登壇した。
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同作はベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれた、イギリスのハートウォーミング小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」が原作。二宮は同作が嵐の活動休止以降初の映画主演で、妻に捨てられ、人生に迷うダメ男を熱演。この日は二宮と、その妻を演じた満島ひかり、三木孝浩監督が登壇した。
劇中で描かれる二宮の相棒が“記憶をなくした迷子のへっぽこロボット”タングであることにちなみ、ロボットと人間の交流を研究する日本大学文理学部で行われた特別講座&試写会イベントに、満島とともにサプライズ登壇。集まった約400人の学生の中には泣き出してしまう人も。二宮は「盛り上がっていただいてほっとしています」と笑顔を見せた。
二宮と満島は、作品中の「きっと大丈夫」という印象的なセリフにちなみ、学生からの悩みに回答。人前で演奏する不安と緊張を克服したいという学生に二宮は「僕は緊張と緊張感は別ものだと思っているので、緊張感を持って物事に挑むとわりといい結果が出ると思う」と力説し、「緊張感を持って物事をやると、『何が足りていないのか』『どこがどうなっているのか』が僕の場合はけっこう見えてきたので、それがいいと思いますよ」と優しくアドバイス。
さらに「将来なにをやったらいいのか」という学生の悩みに対して、「僕は就職活動をしたことがないので」と前置きしたうえで、「学生時代が(ジャニーズ)Jr.の時代だとすると、みんな横並びで頑張っていました。でも、デビューしてからその人たちを見たときに、その横並びの人たちが縦に並んでいることに気づいて、自分がどこの何番目にいるのかがわかるようになった。そういうのが社会なのかなと思う」と回顧。
さらに「自分のいやすい順番を確実にとらえること」が大切だと熱弁。「デビューして社会に放り出されたときに、『自分のいやすい場所はここなんだ』というのを見つけて初めて、『ここでできることはなんだろう』『ここでやりたいことはなんだろう』と自ずと見えてきた」と自分の経験を明かし、「会社とかに就職して初めてその列が見えてくると思うけど、そこからでもおかしくない。入って順番がわかって、『ここじゃない』と辞めちゃっても、次のステップに進んでいい。気にせず時間が解決してくれると思う」と熱いエールを送っていた。