大阪王将、“ナメクジ告発”に「外部からの侵入があった」と発表 店舗外で猫の飼育も

衛生管理に関するインターネット上の告発を受け、宮城・仙台市内の2店舗を休業としていた大手飲食チェーンの大阪王将が27日、公式サイトで保健所による調査結果を公表。今回の調査ではナメクジ、そ族(ねずみ)昆虫などは見つからなかったものの、「外部からの侵入があった」と認め謝罪した。

大阪王将公式サイト
大阪王将公式サイト

従業員を名乗る人物がツイッターで厨房でナメクジが発生していることなどを告発

 衛生管理に関するインターネット上の告発を受け、宮城・仙台市内の2店舗を休業としていた大手飲食チェーンの大阪王将が27日、公式サイトで保健所による調査結果を公表。今回の調査ではナメクジ、そ族(ねずみ)昆虫などは見つからなかったものの、「外部からの侵入があった」と認め謝罪した。

 大阪王将では、仙台市内のフランチャイズ店舗・仙台中田店の衛生管理をめぐり、24日に従業員を名乗る人物がツイッターで厨房でナメクジが発生していることなどを告発。投稿された画像では、厨房らしき一角をナメクジがはう様子が収められていた。ネット上での拡散を受け、大阪王将では仙台中田店と、フランチャイズが同じ仙台メガロポリス店の2店舗で24日から休業措置を取っており、事実関係について「保健所とも連携の上、検査および調査中」としていた。

 大阪王将は27日、公式サイト上で「仙台中田店に関する保健所からの調査報告書の受領について」と保健所の調査結果について公表。「今回の調査では、ナメクジ、そ族昆虫などは見受けられませんでしたが、湿気の多い季節に外部からの侵入があったことが店舗からも報告がございました。所轄保健所からご指摘をいただいた通り、出入口への網戸設置により、ナメクジ、そ族昆虫の外部からの侵入を防ぎ、再発防止を徹底いたします。合わせて衛生管理、害虫駆除も徹底し害虫の発生防止を強化して参ります」としている。

 また、「2019年10月12日~2022年6月15日まで、店舗の屋外にて猫を飼育していたことが判明しました。当社では外部機関による衛生検査を年1回実施しておりましたが、検査当日は猫を他の場所へ移動をしていたため、本部にて把握ができておりませんでした」と店舗外で猫を飼育していた事実があったとし、「本来、飲食店で動物を飼育する行為は衛生上認められないことであり、また、警察に届け出をすることを怠っておりました。保健所からもご指摘いただき、改めて徹底してまいります」としている。

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