俳優の山崎賢人が25日、都内で行われた映画「キングダム2 遥かなる大地へ」大ヒット御礼舞台あいさつに登場した。当日は共演者の清野菜名、真壁刀義、佐藤信介監督も登壇し、撮影の裏話などを語った。

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　今回のイベントでは事前に公式SNSで登壇者への質問を募集。その中から「撮影を頑張れる原動力はなんですか」という質問が選ばれると山崎は「『キングダム』はもともと原作が好きで、この作品を映像化できたらうれしいなと思っていました。自分1人の夢じゃなくて、スタッフの方とともに夢を追いかけていました。1人だとパワーが出てこないことがあるんですが、みんなで見てる夢なんだと思うと頑張れる瞬間があって、それが原動力だと思います」と力説して答えていた。

　撮影はコロナ禍ということもあって一切外食禁止だったという。山崎が「お風呂は一緒に入りましたね。あれは原動力でしたね」と切り出すと、佐藤監督は「ホテルに大浴場があったんですけど、そこに行くとみんないるんですよ。ある夜、サウナに入ると山崎さんがいたので語り明かしました」と振り返った。

「役作りではどんな努力をしましたか」という質問があがると、山崎は「準備としては、早めの段階からアクション練習をどんどん始めました。今回は馬もたくさん乗ったので乗馬練習もたくさんやったというのが準備でしたね。前作で親友を亡くしたシーンがあったので、引っ張っていく存在になるために、強く優しくたくましくなったシーンを演じようという心の部分ではいました。全身筋肉痛だらけでしたけど、そんなのをふっ飛ばすのが信だと思ってやりました」と明かしていた。

　最後に山崎は「すごく強い気持ちで頑張ることができました。キングダムは物語も登場人物も見た人が自分に何か近いものを感じて、見終わった後にパワーをもらって、明日から頑張ろうと思える作品だと思います。すごい映像なので楽しんでもらって、夏を乗り切ってほしいです」とアピールしていた。

　同作は、紀元前の中国春秋戦国時代を舞台にした漫画「キングダム」の実写映画化。天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信（山崎賢人）と、中華統一を目指す若き王で後の秦の始皇帝・エイ政（吉沢亮）の2人を主人公に壮大なスケールで描く。同作は7月24日までの10日間で、動員155万人、興業収入22.7億円を突破している。

※山崎賢人の「崎」の正式表記はたつさき