毎熊克哉と武田梨奈が16冠映画をアピール!「いざなぎ暮れた。」無観客の舞台あいさつ

毎熊克哉と武田梨奈がW主演した映画「いざなぎ暮れた。」(笠木望監督)の公開記念無観客舞台あいさつが21日、東京・新宿のテアトル新宿で行われ、毎熊、武田、お笑いトリオのネルソンズらが登壇した。

(左から)奥村隼也、笠木望監督、武田梨奈、毎熊克哉、青山フォール勝ち、岸健之助
(左から)奥村隼也、笠木望監督、武田梨奈、毎熊克哉、青山フォール勝ち、岸健之助

毎熊克哉&武田梨奈、お笑いトリオのネルソンズらが登壇した

 毎熊克哉と武田梨奈がW主演した映画「いざなぎ暮れた。」(笠木望監督)の公開記念無観客舞台あいさつが21日、東京・新宿のテアトル新宿で行われ、毎熊、武田、お笑いトリオのネルソンズらが登壇した。

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 本作は新宿の“チャラい”若者が島根の親戚相手に「オレオレ詐欺」をするブラックユーモアたっぷりのロードムービー。当初、「第11回沖縄映画祭」のために、島根県松江市美保関をPRする15分の“ご当地映画”として企画され、わずか3日間で撮影し、84分の長編に仕上がり、「モナコ国際映画祭」を始め、35の映画祭に出品され、16冠に輝いた。舞台あいさつは新型コロナウイルス感染防止の観点から、会場に観客を入場せず、マスコミだけを呼び込んだイベントとなった。

 毎熊は「こういう状況ですが、お集まりいただき、ありがとうございます。(20日に公開し)今日は2日目ですが、ここでごあいさつできることをうれしく思います」。武田は「初日舞台あいさつがない。やるせない気持ちになった。この小さな映画を記者のみなさんがフィーチャーしてくれることをありがたく思います」。笠木監督は「映画祭でも躍進して、もっている映画だと思っていた。それがコロナ騒ぎにかぶってしまい、この時期に公開と残念に思ったが、今はむしろよかったと思っている。今は時代の変わり目。今までの価値観が通用しない状況になっている。人々は何か必然を探している。だから胸を張って臨みました。自分で言っちゃうけど、35の映画祭で16冠はすごいな」と話した。

 イベントでは、毎熊(モナコ国際映画祭・最優秀男優賞受賞)、武田(Cinema of the world・最優秀主演女優賞)、原俊介撮影監督(モナコ国際映画祭・最優秀撮影賞受賞)への表彰状授与式も。

毎熊と武田が万感の思いを語った
毎熊と武田が万感の思いを語った

武田「こんなにたくさんの映画祭に上映されると思いませんでした」

 武田は「本当に3日で撮った作品がテアトル新宿さんで上映されると思わなかったですし、こんなにたくさんの映画祭に上映されるとも思いませんでした。小さな映画が各国に届けられたことを心からうれしく思います。とはいえ、2週間限定のレイトショーです。残り13回の上映です。映画館での上映は短くもあるので、今しか見られないと思うと、すごく見てほしいという気持ちがあります。でも、(新型コロナウイルスの影響もあるので)来てくださいとは言えないので、もし自分で思ってくださった方がいたら、予防をしっかりして、楽しんでくれたら」と話した。

 最後に、毎熊は「映画を作っていて面白いなと思うのは卓上で想像したことじゃないことが起きるということ。この映画は特に3日間という短い時間で撮ったのですが、あと2、3分なかったら撮れなかったということの連続でした。想像もしてなかった生々しい現実が映っています。せっかく完成したので、いろんな方に楽しんでいただけたら、うれしいです」とアピールした。

 映画「いざなぎ暮れた。」は、島根・松江東宝5、東京・テアトル新宿にて4月2日まで公開。

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