ARMYが“闇落ち”と仰天 BTS J-HOPEがソロアルバム「Jack In The Box」で新たな魅力
韓国の人気ボーイズグループ・BTS(防弾少年団)のJ-HOPE(ジェイホープ、本名チョン・ホソク)がソロ活動を本格化させた。18日には日本の朝の情報番組に相次いでVTR出演し初ソロアルバム「Jack In The Box」(15日発売、全10曲)について「今まで見せたことがない新たな姿をお見せしたい気持ちで準備しました」とPRした。同アルバムは世界49の国と地域でiTunesトップアルバムチャート1位というスタートダッシュを見せており、J-HOPEの新たな魅力が世界中のARMY(ファンの総称)を熱狂させているのは確かだ。
世界49の国と地域でiTunesトップアルバムチャート1位
韓国の人気ボーイズグループ・BTS(防弾少年団)のJ-HOPE(ジェイホープ、本名チョン・ホソク)がソロ活動を本格化させた。18日には日本の朝の情報番組に相次いでVTR出演し初ソロアルバム「Jack In The Box」(15日発売、全10曲)について「今まで見せたことがない新たな姿をお見せしたい気持ちで準備しました」とPRした。同アルバムは世界49の国と地域でiTunesトップアルバムチャート1位というスタートダッシュを見せており、J-HOPEの新たな魅力が世界中のARMY(ファンの総称)を熱狂させているのは確かだ。
とはいえ、YouTubeの公式チャンネルで公開された「Jack In The Box」のダブルタイトル曲「MORE」と「放火(Arson)」のミュージックビデオ(MV)を見てショックを受けたファンは多いのではないか。「MORE」でJ-HOPEはダークなメークでシャウトし、頭蓋骨のX線写真が不気味さを増幅させる。
「放火(Arson)」はさらに強烈で複数台の車が炎上する中、炎に包まれた人影が走り去り、大やけどのようなメークを施したJ-HOPEの顔がドアップとなるシーンは鳥肌が立つほどの恐ろしさだ。J-HOPEといえば明るい太陽のような笑顔と屈指のダンススキル、“希望の星”として存在感を放っており、2019年のソロ作「Chicken Noodle Soup(feat. Becky G)」ではカラフルで陽気な情熱を表現していた。それだけにダークな印象の今回のソロアルバムについてファンの間からは「J-HOPEが闇堕ち」といった声が上がっている。「Jack In The Box」の意味は「びっくり箱」だが、その名の通りJ-HOPEの新しい姿には驚くほかない。
いったい何が起こったのか。J-HOPE自身は「MORE」について「箱の中のJ-HOPEが箱の外に出て新しいことに挑戦したいという熱望を表現した曲」と紹介。また、同アルバムの最後を飾る「放火(Arson)」については「アルバムで伝えたかったことが最もうまく表現されている」と語っている。所属レーベルは「今までの枠組みを破りこれから進む道に対するJ-HOPEの悩みと情熱を込めた。 箱を開けると人形などが飛び出すおもちゃを意味するアルバムタイトルのように、J-HOPEはこのアルバムでこれまで見せたことのない新しい魅力を表現している」と解説している。アルバムジャケットが米国の現代美術家・KAWS(カウズ)とのコラボレーションで誕生したことも奇抜だ。
K-POPに詳しい音楽ライターがこう話す。「BTSは世界中に影響力を持つ大物グループに成長しましたが、まさか『MORE』や『放火』のようなショッキングで実験的な曲が飛び出すとは思いませんでした。強いビート、パワフルなリズムと叫びはJ-HOPEの今の内面をストレートに表現しているようです。アイドルとしてではなく音楽が自分の人生の理由であり、箱の外に出てより多くの音楽に挑戦したいという情熱と不安を率直に表現しています。そういう世界観をビジュアル的にもMVで表現することでアルバムの完成度を高めました。5曲目の『= (Equal Sign)』では世界が変わるためにはお互いが違いを認め合うことが大切、と歌っています。そのあたりはBTSの姿勢と同じです。デビュー9周年を迎えたBTSは膨大な楽曲を残しましたが、J-HOPEとしてはこれからが本番といったところでしょう」。
“闇堕ち”に戸惑うファンも多いだろうが、J-HOPEが歩む未来には“希望”が待っているに違いない。