竹内涼真が主演を務めるテレ朝木曜ドラマ「六本木クラス」（午後9時）の第2話が14日に放送された。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　同作は、Netflixで大ヒットした韓国ドラマ「梨泰院クラス（イテウォンクラス）」を、「日韓合同プロジェクト」としてリメイク。本家「梨泰院クラス」は、ソウルの飲食店激戦区・梨泰院を舞台に飲食業界の成功を目指す若者たちの物語。「六本木クラス」では梨泰院の舞台が六本木に移り、竹内が主人公の宮部新を、外食産業トップの「長屋ホールディングス」会長・長屋茂を香川照之が演じる。

　新は父・信二（光石研）をひき逃げした長屋の息子・龍河（早乙女太一）に暴行したことから逮捕されてしまう。服役中に茂の自叙伝を読み込んだ新は、自身もお店を出したいと思うように。新の初恋相手で信二にかわいがられていた楠木優香（新木優子）は面会で新の元を訪れ、長屋グループの奨学金で大学へ通うことを報告した。

　3年後に出所した新は、大学生になった優香がアルバイトをしているという六本木の街を訪れる。夏祭りで賑わう街中で偶然再会した2人は、お互いの近況を語り合う。優香は長屋ホールディングスに就職が決まったことを伝え、新は「7年後、六本木に店を出す」と宣言する。7年後の2017年。新は宣言通り六本木にお店をオープンさせた。父が開くはずだった「居酒屋みやべ」の名前を受け継いだ「二代目みやべ」だ。しかし客は全く入らない。

　同じ頃、高校生の麻宮葵（平手友梨奈）は、クラス内で発生したいじめの様子をSNSで生配信していた。葵はニューヨーク帰りの転校生で、IQは162。運動神経抜群で芸術的な才能にも恵まれおり、フォロワー76万人を誇る大人気インフルエンサーだった。いじめっ子の母親から呼び出された葵は、叩かれそうになっていたところを新に助けられる。しかし葵は母親をたたき返し、新のもとから逃げて行った。葵はソシオパス（反社会性パーソナリティ障害）だった。

　一向に客が入らない「二代目みやべ」。新は着ぐるみを着て呼び込みを始める。ちょうどその場で、葵を乗せたバイクを運転する友人・龍二（鈴鹿央士）が事故を起こしてしまう。バイクから飛ばされた葵を着ぐるみ姿の新が受け止め、奇跡的に葵にけがはなかった。倒れた新も異常はなかったものの、着ぐるみは破れ捨てられていた。お店のチラシを見た葵は、SNSで宣伝する方法もあると伝える。

　その頃、長屋ホールディングスで活躍する優香は、茂から「二代目みやべ」について探りを入れられる。「きみは、私と宮部新のどちらを選ぶ？」と尋ねる茂に、優香は「私は長屋の人間です」と答えた。葵と龍二は龍二の先輩に連れられ、優香が指揮する長屋の飲食店を訪れる。なぜだか浮かない顔の龍二。他人の身分証を使って飲酒しようとする葵を優香が制し、3人は店を後にした。3人が次に入った店は「二代目みやべ」だった。

　他の飲食店を視察していた新は、仕事終わりの優香に出会う。一緒に「二代目みやべ」の前まで戻った2人は客がいることに気づき、新はすぐに店に戻る。優香はお酒を飲んでいる葵の姿に気づいてしまった。店内では悪酔いした龍二の先輩が悪態をつき始め、ついには従業員に暴力を振るってしまう。そこへ警察がやって来る。客との揉め事は解決したと説明する新に、警察は「我々は別件で来たんです。この店が、未成年に酒を提供しているという情報が寄せられまして」と告げる。――通報したのは優香だった。

　初恋相手・優香による通報に、SNS上では「まっじかー優香」「優香、裏切った……」「優香、悪い女やん」とショックを受ける視聴者も。また自由で破天荒な葵の登場に、「葵が出てきてより一層おもしろくなってきた」「麻宮葵、思ってた以上にやべーやつ！らぶ！」「こーゆー天才好き！」と好感が寄せられている。