【テッパチ!】第2話 候補生の入隊理由が明らかに それぞれが抱える過去に視聴者「みんなかわいそう」
劇団EXILEのメンバーで俳優の町田啓太が主演を務めるフジテレビ系水曜ドラマ「テッパチ!」(午後10時)の第2話が13日に放送された。
宙に歩み寄る荒井の姿に「まさかのいい奴?」
劇団EXILEのメンバーで俳優の町田啓太が主演を務めるフジテレビ系水曜ドラマ「テッパチ!」(午後10時)の第2話が13日に放送された。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
同作は、陸上自衛隊を舞台に青年たちの成長と熱き思いを描いた物語。町田演じるその日暮らしの主人公・国生宙(こくしょう・ひろし)は、ひょんなことから陸上自衛隊の候補生となり、大切な仲間と出会い成長していく。正規ではない軽いヘルメット・通称「うそっパチ」から、自衛官の身を守る正規の鉄帽「テッパチ」をかぶるにふさわしい「一人前の自衛官」を目指す。撮影は防衛省全面協力で行われ、自衛官もエキストラ出演。実際に陸上自衛隊で使用されているヘリコプターや車両、機材なども登場する。
第2話では、候補生の過去や入隊理由が明らかになった。
同じ第一班メンバーで元ヤンキーの荒井竜次(佐藤寛太)ともめてしまい、候補生を辞めると宣言した宙。陸上自衛隊の3等陸佐で教育中隊長の八女純一(北村一輝)は、荒井と決着をつけたいのなら、来週行われる「体力検定」で勝負するように伝える。宙はバディの馬場良成(佐野勇斗)を立会人とし、荒井に体力検定の勝負をもちかける。荒井は「負けた方がここを辞める」と条件を出し受けて立った。その日から2人は、ランニングやトレーニングだけでなく、アイロンがけや掃除でも競うように。
しかし宙は、体力検定に勝っても候補生を辞めるつもりでいた。宙の心の内を知った八女は、他の候補生の入隊理由を明かし始める。バディの馬場は学生時代に吹奏楽部でトランペットを担当しており、自衛隊音楽隊のコンサートに憧れて一流企業を退職していた。小説家志望の小倉靖男(池田永吉)は、仕事をせず家に引きこもって執筆を続けていたが、またも小説家コンクールに落選。自立できていないことに後ろめたさを感じていたところ、八女が「親にも迷惑をかけず、小説のネタにもなる」と声をかけたのだった。
またガンマニアの丸山栄一(時任勇気)は、ゲーム会社でSEをしていた過去が。徹夜続きの中で上司からパワハラを受けていた丸山は、ストレス発散でシューティングゲームをしていたところ、八女から「お前の能力を生かせるぞ」と声をかけられた。元お笑い芸人の渡辺淳史(坂口涼太郎)は、才能ある相方から解散を告げられていた。その相方はテレビで活躍中。自分の才能の無さに落ち込む渡辺を、八女が自衛隊に誘ったのだった。「あいつらみんな、切羽詰まってた」と振り返る八女。父と兄が自衛官かつレンジャー隊員というエリート一家の西健太(藤岡真威人)も、「父と兄のようになりたい」と語るが、その表情は浮かない。
ついにやってきた体力検定 宙と荒井が急接近
そんな中、体力検定の日がやって来た。腕立てと腹筋でそれぞれ1勝ずつした宙と荒井は、持久走で決着をつけることに。しかしゴールまであと少しというところで宙は転倒してしまい、荒井が勝利する。
喫煙所でたばこを吸っていた宙のもとに、荒井がやって来た。実家が裕福な荒井に、宙は「何でこんなとこいんだよ。継げばいいだろ? 金持ちなんだろお前んち」と入隊理由を尋ねる。荒井は「俺んちじゃねぇよ。愛人の子どもに居場所なんてなかったからな」と明かす。「ここで頑張るしかねぇ。他に居る場所ねぇしな」という荒井の言葉に、宙は自分の生い立ちを重ねる。シングルマザーとして自分を育てた母親は、交際相手との間に子どもができ再婚。宙のもとを離れていた。荒井は宙に「たばこをくれ」と言い、「これでチャラにしてやるよ」と、辞めずに残るよう促した。
それぞれの過去にSNS上では、「みんな辛く苦しい過去があったんだね」「いやいやいや、みんなかわいそう」「それぞれに寂しさを抱えてるんだね」と同情の声が。また宙に歩み寄る荒井の姿に、「まさかのいい奴?」「素直じゃないけどかわいい」といったコメントも。
またドラマ終盤では、無口な武藤一哉(一ノ瀬颯)のうわさが持ち上がる。父親を刺し殺して少年刑務所あがりだというのだ。SNS上では「武藤えらい過去だな~」「ちょっと重めな背景……」「闇深そうだ……」と驚きの声が上がっている。