大島由香里のゆる~いバイク動画が人気の理由、「ギアもクラッチも知らなかった」過去

フリーアナの大島由香里(38)のYouTubeチャンネル「大島由香里に乾杯!」はその名の通り、大好きなビールを片手に自宅でのフリートークが売りだ。しかし、一番の人気コンテンツはバイクで、34万回以上の再生回数を誇る。「ハーレー・ダビッドソンが欲しい」と言いつつ、一向に買う気配を見せないのだが……。

私生活を隠すことなくさらけ出す大島由香里、YouTubeで人気の秘密に迫る【写真:舛元清香】
私生活を隠すことなくさらけ出す大島由香里、YouTubeで人気の秘密に迫る【写真:舛元清香】

YouTubeチャンネル「大島由香里に乾杯!」の一番人気のコンテンツはバイク

 フリーアナの大島由香里(38)のYouTubeチャンネル「大島由香里に乾杯!」はその名の通り、大好きなビールを片手に自宅でのフリートークが売りだ。しかし、一番の人気コンテンツはバイクで、34万回以上の再生回数を誇る。「ハーレー・ダビッドソンが欲しい」と言いつつ、一向に買う気配を見せないのだが……。(取材・文=平辻哲也)

 好きが高じて、ビールとビールの間に飲むチェイサービール「シルドラ」(すでに完売)をプロデュースした大島。5歳の娘が寝静まった深夜に、ビールを飲みながらのぶっちゃけトークに一人花を咲かせる。

「飲んでも、それが顔に出ないのが怖いですよね。撮った次の日は記憶がないんです(笑)。後ろで寝ていた娘が何回か起きたことも。これだけお酒を飲んで、一人でしゃべっていたら、絶対うるさいですよね。なるべく小声でしゃべっていますが、最終盤にはもう大声でしゃべっている。ダメですね、酔っぱらいは」

 事務所貸与のデジカメに三脚を立てての撮影。「塗装(=化粧)を剥がしてきます」といって素顔も堂々と見せている。「スッピンにボサボサの髪。よく分からない茶色いパジャマ、ガチャピンのTシャツやヨレヨレのTシャツを着たりして……。たまに生活感も見せちゃったり、と。よく『事務所が許すなぁ』と思いますよね」と笑う。

 だが、このナチュラルさこそが人気の秘密なのだろう。本人も「お化粧した、お仕事のままを撮ると、これは仕事になっちゃうなって、分かったんですよね。コンセプトは家での普段の自分の垂れ流し。本当に思い切って、いつもの通りに撮ってみたら、ああなったんです」。むしろ、放送事故のようなガチ飲みの方が再生回数を獲得するから、YouTubeは分からない。

 しかし、本人にとっての最大のサプライズは、大島がショップめぐりや試乗するバイク動画の人気。「正直、バイクの再生回数があんなに伸びるとは思っていなかったんですよね。YouTubeのすごさを感じましたね。そもそも、私のチャンネルを見ている方々がバイク世代でもある親和性が多分あったのと、あまりバイクのイメージがなかったからギャップが受けたのかなと。嬉しいです」と分析する。

 大島は入社間もない頃、たまたま街で見かけたハーレー・ダビッドソンに一目ぼれし、いつかは乗ってみたいと、2012年に大型自動二輪の免許を取得。しかし、立ちコケの不安から、ハーレー購入は断念し、ホンダ「CB400」を愛車にした。YouTubeチャンネルでは、フジテレビまでナイショでバイク通勤していた過去も明かしている。

「免許はすんなり、ではなかったですね。車の免許はオートマ限定だったので、そもそも車やバイクにギアとクラッチがあることも知らなかったんです。教習所ではコケまくったし、教官の方々には本当に申し訳ないことをしました。でも、今思えば、ノリで大型免許まで取っておいてよかった。普通自動二輪までだと、排気量400ccまでしか乗れないので、乗れるバイクのラインナップが違うんですよ」

愛車の購入時期は「今日、明日かもしれない」と笑顔を見せた【写真:舛元清香】
愛車の購入時期は「今日、明日かもしれない」と笑顔を見せた【写真:舛元清香】

意外に乗り心地がよかったのはKAWASAKI Ninja 650「びっくりしました」

 目下、ファンの間では、大島がどんな車種を買うのかが注目を集めている。「先輩ライダーの方々からいただくコメントで多いのは、『そうやって悩んでいる時が一番楽しいんだよね』というコメント。ほかにも、ご自身が乗っている車種をものすごく推してくださる方も多いです。バイク乗りの方は熱量が高い。これにはホントうれしかったですね」。

 ハーレーに試乗する姿も披露しているが、意外に乗り心地がよかったのはKAWASAKI Ninja 650だという。Ninjaは映画「トップガン」「トップガン マーヴェリック」でトム・クルーズも乗っている人気種だ。

「びっくりしましたね。こんなに乗りやすいんだって。そりゃ、みんな乗るよねって感じました。やっぱり、実際に乗ってみないと分からないものです。乗らず嫌いだったと思いました。大型でも、すごく軽く乗れるものもあるし、中型でも車高が高くて足つきが悪いのもある。バイクが中型か、大型かというのはあまり関係なく、自分との相性だなと感じました」

 視聴者の声を受け、バイク企画も構想中だ。「前回撮ったのは極寒の冬だったので、夏に乗りたいです。ビールとバイクが私の主なYouTubeのコンテンツですけど、この二つは親和性が高いと思っているんですよね。もちろん、『飲んだら乗るな』ですけども。ビールにはスタイルがあるし、バイクも車種がある。バイク好きの方にもビール好きが多い。ツーリングに行かれる方は一泊して、現地のおいしいものや現地のビールを飲んで、次の日帰っていくんだそうです。どちらも大好きなので、ビールとバイクが相乗効果になったらいい。バイク好きは仲間意識も高くて、お仕事が次につながっていく、というのもよくあるんです」。

 ところで、愛車を決めるのはいつ頃と聞くと、「今買ったとしても、すぐに手元に届かないらしいんですよね。半導体不足の問題やコロナ禍でのバイク需要が伸びていることもあって、国産でも半年から1年待ちらしいです。買う時期は決めてないんですが、今日、明日にもハンコを押しているかもしれない。本当にタイミングです」。ある日、突然、「買いました!」とYouTubeで報告することもあるかもしれない。

□大島由香里(おおしま・ゆかり)1984年1月24日、神奈川県平塚市出身。成城大学経済学部卒業後にフジテレビ入社。アナウンサーとして夕方のニュース等、主に報道番組のキャスターを担当。2017年12月にフジテレビを退社し、子育てを頑張りながら18年からフリーで活動中。日々の癒やしとしてビールを好んで飲んでおり、ビールをチェイサーとして飲みたがるほどのビール党っぷり。自身のYouTubeチャンネル「大島由香里に乾杯!」ではほぼ毎動画で乾杯をしている。O型。165センチ。趣味:アニメ鑑賞、ゆるい絵。特技:ビアテイスター(日本地ビール協会)、大型自動二輪免許。

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