プロゲーミングチーム「FAV gaming」は10日、所属ストリーマーであるPNK2の過去の「アンモラルな言動」について、厳重注意としたことを発表した。

　PNK2（ぽんこつ）はFAV gamingのストリーマー部門への加入が6月9日に発表された配信者兼ラッパー。大人気タイトル「VALORANT」をメインにゲーム配信を行っている。

　今回の発表では、「弊社所属ストリーマーPNK2の過去言動に関するご報告」と題して、「この度、弊社所属ストリーマーであるPNK2が2020年12月にゲーム内外においてアンモラルな言動を行ったというご連絡をいただき、調査しました結果と弊社見解をご報告させていただきます」と調査結果を明らかにした。

　概要としては大きく3つの事象があり、「Riot Games社のゲームタイトルであるVALORANTにおいて第三者とのアカウント共有を行った」「上記アカウント共有中の試合放置」「上記に関連するツイッター上での不適切な発言」と列挙。なお、アカウント共有はRiot Gamesによって禁止されている。

　調査の結果、「事案の概要にて記載させていただいた事項が事実であることを確認いたしました」とのこと。それぞれの事象については「友人宅においてオフライン上で交代してゲームプレイを行っておりました」「自チームにおいて、敵チーム配信者へのゴースティング（※）利用者が居たことに腹を立てリスポーン地点での放置を行いました」「2でのマッチ後に同チームであったユーザーとの口論がございました」と補足されており、試合放置についてはマナー違反行為への報復という面もあったようだ。

　これを受け、FAV gamingは次のように見解を発表している。

「2020年の出来事とはいえ、Riot Games社が定めるサービス規約違反、不適切な発言があったことは事実であり、弊社が定める契約内容に違反するとともに、すべてのゲームユーザーの模範となるべきプロゲーミングチームの一員としてあるまじき行為であると捉えております。しかしながら、本件は当該人物が弊社所属前かつ、配信者としても活動する以前の事案であったことを勘案し、本件厳重注意とし、当該人物へのコンプライアンス教育の徹底を行ってまいります」

　PNK2は自身のツイッターを更新し、「今朝拡散されていたツイート内容に関しまして
以下の通り謝罪致します」と経緯を説明した文章とともに謝罪している。

※特定の配信者を狙ってゲーム内で同じ試合に入り、配信を見ながら有利な状況で攻撃を仕掛けたり、妨害したりすること