「新しいSTU48を作っていく」 目指す「憧れられる存在」、6年目の飛躍を見据えた思い
「プロテイン部」「くちびるプルプル部」の行方は?
――岩田さんは1期生の矢野帆夏さん、ドラフト3期生の沖侑果さんと「STU48プロテイン部」と結成していました。代表取締役の矢野さんは、プロテイン摂取をさぼりがちな岩田さんと沖さんは退部だと言っていましたが、復帰の予定は?
岩田「『僕たちの恋の予感』公演の千秋楽後に、沖ちゃんがプロテインを持ってきて、『まだプロテイン部はありますよ』と言ってきたんです。もしかしたら、新公演で復活するかもしれません(笑)。私は、プロテインがキンキンに冷えてないとダメで。クーラーボックスはあるんですけど、みんなの水と一緒に入れるのは少し恥ずかしいんです」
中村「陽菜さんは筋肉のイメージがないというか、前にプロテインを飲んでいてびっくりしました(笑)」
岩田「アイドルも筋肉をつけないといけないからね!」
中村「筋肉はつきましたか?」
甲斐「陽菜の足よりプニプニの人はおらん! 全然筋肉ないよ(笑)」
岩田「そう。全然筋肉はつかないけど、頑張ってつけようとしているよって気持ちを見て(笑)」
――「〇〇部」で言うと、中村さんは「くちびるプルプル部」を立ち上げようとしたとか。
中村「それ、一度くらいしか言ったことないです(笑)。今は私しかいなくて」
甲斐「(沖)侑果とかほのたん(矢野)は?」
中村「沖ちゃんはちょっと違います。ほのたんさんもなぁ……。いつもプルプルだなと思うのは(石田)千穂ちゃん!」
岩田「4人は集めないと廃部だよ(笑)」
甲斐「私は?」
中村「うーん……、もう少しプルプルにしてきてくれたら考えます(笑)」
甲斐「舞の中でオーディションがあるらしい。私は乾燥部だから怒られるんよ(笑)」
岩田「陽菜は?」
中村「プルプルだ! 確定!」
岩田「じゃあ、あと1人一緒に探そうね(笑)」
――中村さんはSHOWROOM配信でときどき、ウクレレの弾き語りしている姿も印象的です。
中村「弾けないわけではないですけど、上達したかと言われると……(苦笑)。(甲斐を差して)ここにもウクレレ部がいるので」
甲斐「ウクレレ部作る? 値段もお手頃やし。あの(『GO!GO! little SEABIRDS!!』公演で使っていた)ウクレレは事務所に飾られとるよ」
中村「バンド組みませんか?」
甲斐「ウクレレバンド?」
中村「『青い向日葵』に対抗する非公式バンド(笑)。実は、もうメンバーはいるんです」
甲斐「えっ、誰?」
中村「私と千穂ちゃんと沖ちゃん。千穂ちゃんがリコーダーで、沖ちゃんがオタマトーン。私と心愛さんでツインウクレレ!」
甲斐「私、家でこないだハーモニカ見つけたよ。ハーモニカじゃダメ?」
中村「なんでもオッケーです(笑)」
甲斐「陽菜は?」
岩田「じゃあ、私はカスタネット!」
中村「おっ、カスタネット!」
甲斐「非公式バンドいいね!」
「新しいSTU48」を作っていくべく一致団結
――2017年に誕生したSTU48も6年目を迎えました。シングルの発売延期や船上劇場の終了など数々の逆境を乗り越えてきたなかで、どのような1年にしたいですか?
岩田「私は19歳で“ラストティーン”になります。この1年は、はっちゃけようと思っていて(笑)。STU48をまだ知らない方もいると思うので、全国、そして世界に広めていきたいし、毎日を全力でやり切ると決めています」
甲斐「改めて、5年があったら何ができるだろうと考えたりするんです。例えば、小学校1年生のときに130cmサイズを着ていた服が、6年生で160cmサイズを着るようになるのかとか。STU48としてずっと活動してきて、私の人生を大きく変えてくれたのがSTU48。この5年でしっかりと成長した姿を見せていきたいし、2期生に続いて研究生(岡田あずみ、岡村梨央、久留島優果、諸葛望愛)が入ってきてくれて、『STU48は楽しい』『1期生についていきたい』と思ってもらえるように、カッコいいところを見せたいです。あと、ずっと応援してくださってきたファンの方には、とにかく楽しんでいただきたいです!」
中村「STU48の5年の歴史に携われているのがすごくうれしいです。そのなかで出会いや別れがありましたが、大きな存在だったのが(今年3月にSTU48を兼任解除となったAKB48の)岡田奈々さん。6年目に向けて、グループとしてよりいっそう引き締まっていこうというタイミングで、STU48を離れることになってしまったので、改めて偉大な存在だったと実感しています。私を含めたドラフト3期生は1期生の後輩にあたりますけど、研究生も入ってきて新しいSTU48を作らないといけないなかで、前に立って引っ張っていけるような存在になりたい。6年目は憧れられる存在を目指して頑張りたいです」
□岩田陽菜(いわた・ひな)2003年2月21日、山口県出身。STU48 1期生。副キャプテンの1期生・福田朱里が「アイドル曲を歌わせたら世界一可愛い」と表現するように、キュートな笑顔と女子力全開のパフォーマンスでファンを魅了する。「計算されたあざとさもあるけど、自然に見せるあざとさが一番いい」と、いかなるときも“100%アイドル理論”を貫く。
□甲斐心愛(かい・ここあ)2003年11月28日、広島県出身。STU48 1期生。明るく物怖じしない性格で、グループに活力と一体感を生み出す天衣無縫な“切り込み隊長”。かつて年間パスを持っていたほど根っからのカープファンで、公式戦での“始球式リベンジ”が目標。元メジャーリーガーの秋山翔吾加入を受け、カープ戦実況ツイートにも気合いが入る。
□中村舞(なかむら・まい)1999年4月4日、愛媛県出身。STU48ドラフト3期生。アイドル然としたルックスと少女のような透明感とは対照的に、ブラックホールや火星に興味津々、まぶたにできる毛細血管フェチを公言するミステリアスガール。お互いに妥協を許さない同期・沖侑果とのコンビは唯一無二で、グループに不可欠なスパイスとなっている。