竹内涼真が主演を務めるテレビ朝日の木曜ドラマ「六本木クラス」（毎週午後9時）が7日にスタートした。

　同作は、Netflixで大ヒットした韓国ドラマ「梨泰院クラス（イテウォンクラス）」を、「日韓合同プロジェクト」としてリメイク。「梨泰院クラス」の設定を日本に置き換えて翻案した漫画「六本木クラス」を原作に、ジャパン・オリジナルとして放送される。本家「梨泰院クラス」は、ソウルの飲食店激戦区・梨泰院を舞台に飲食業界の成功を目指す若者たちの姿が描かれている。主人公のパク・セロイ（パク・ソジュン）は、高校時代に国内最大の外食企業・長家（チャンガ）グループの御曹司とトラブルになったことから父親を亡くし、自身は刑務所行きに。「長家グループを倒す」と決意したセロイは、7年後に梨泰院で小さな居酒屋を開き仲間たちと再起を目指す。「六本木クラス」では、梨泰院の舞台が六本木へ。竹内が主人公の宮部新を演じる。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

「六本木クラス」では、本家の「長家グループ」が「長屋ホールディングス」に変更。会長の長屋茂を香川照之が演じ、その演技が話題となっている。

　劇中では、竹内演じる主人公の新が、権力を盾に傍若無人な振る舞いをする茂の息子・長屋龍河（早乙女太一）を殴ってしまい、退学処分となる。茂は「君が犯した過ちは自分で償うべきだ。息子の前で土下座をして謝りなさい」と迫る。席を立ちゆっくり新に近づいた茂は、土下座をする気がない新を見つめると右足で机を蹴り飛ばした。さらにドラマ終盤、龍河が起こした事故によって父・宮部信二（光石研）が亡くなったことから、怒りのあまり再び龍河を殴ってしまった新は、逮捕されてしまう。面会の場で茂は再び土下座を迫るが、新は強く拒否した。

　香川といえば、2013年と20年に放送されたTBS系日曜劇場「半沢直樹」シリーズでの“土下座芸”が有名。香川は主人公・半沢直樹（堺雅人）の父を自殺に追いやり、銀行員として活躍する半沢を苦しめる大和田暁常務を演じた。13年放送の最終回で大和田は、半沢直樹に「倍返し」を食らい土下座させられた。さらに20年には、大和田が半沢に無理やり土下座させようとする場面も。

　今回の「六本木クラス」で土下座を迫る茂の姿に、SNS上では「あれ？なんか見たことあるような……半沢直樹」「局を超えた土下座w」「急に半沢直樹感w」「土下座は大和田常務の十八番じゃないか」とざわつく視聴者も。また「香川照之と土下座は切っても切れない関係（笑）」「香川照之が生き生きしてるな?」「やっぱり香川照之最高やな」と、香川の“土下座芸”に感心するコメントも見られた。