【テッパチ!】第1話 自衛隊候補生の成長ドラマ 町田啓太と佐野勇斗の“バディ”に胸熱

劇団EXILEのメンバーで俳優の町田啓太が主演を務めるフジテレビ系水曜ドラマ「テッパチ!」(午後10時)が6日にスタートした。

町田啓太と佐野勇斗(右)【写真:ENCOUNT編集部】
町田啓太と佐野勇斗(右)【写真:ENCOUNT編集部】

配布された「認識票」が持つ重すぎる役割

 劇団EXILEのメンバーで俳優の町田啓太が主演を務めるフジテレビ系水曜ドラマ「テッパチ!」(午後10時)が6日にスタートした。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 同作は、陸上自衛隊を舞台に青年たちの成長と熱き思いを描いた物語。町田演じるその日暮らしの主人公・国生宙(こくしょう・ひろし)は、ひょんなことから陸上自衛隊の候補生となり、大切な仲間と出会い成長していく。正規ではない軽いヘルメット・通称「うそっパチ」から、自衛官の身を守る正規の鉄帽「テッパチ」をかぶるにふさわしい「一人前の自衛官」を目指す。撮影は防衛省全面協力で行われ、自衛官もエキストラ出演。実際に陸上自衛隊で使用されているヘリコプターや車両、機材なども登場する。

 高校時代にラグビー部のエースとして活躍していた宙は、強引なプレーが原因で脚を痛め、さらにチームから孤立してしまう。シングルマザーの母親は、交際相手との間に子どもができ再婚。宙はラグビーを引退し家を出ると、工事現場でその日暮らしの生活を送っていた。

 ある日、街中でけんかに巻き込まれ警察沙汰となった宙は、仕事をクビになってしまう。さらに家賃滞納でアパートから立ち退き宣言されてしまい、途方に暮れる。そんな宙に、「お前にピッタリな仕事を紹介してやる! 寮完備で三食飯つき! 体力自慢のお前にはもってこい!」と声をかけてきた男がいた。その男は陸上自衛隊の3等陸佐で、東部方面北東京駐屯地で教育中隊長をしている八女純一(北村一輝)だった。

 宙は訓練生の期間も給料が出ることに魅力を感じ、中途半端な気持ちで自衛官候補生の採用試験を受けることに。試験の日、倒れたおばあさんを助け遅刻した受験生・馬場良成(佐野勇斗)に出会う。馬場を中に入れない自衛官に、宙は「入れてやれよ」と声をかける。馬場から遅刻の理由を聞いた八女は中に通し、2人とも試験に合格した。

桜間冬美2尉(白石麻衣)に思わず見とれる宙

 晴れて候補生となった宙。入隊日、目の前を通った桜間冬美2尉(白石麻衣)に思わず見とれてしまう。桜間は防衛大学校を卒業したエリート自衛官で、宙たちを指導する教官のひとりだった。寮では第一班のメンバーと同室になる。そこには試験日に出会った馬場の姿もあった。馬場はサラリーマンを辞め、自衛隊の音楽隊を目指しているという。その他にガンマニアの丸山栄一(時任勇気)、暗い過去を持つ武藤一哉(一ノ瀬颯)、かつて芸人を目指していた渡辺淳史(坂口涼太郎)、小説家志望の小倉靖男(池田永吉)、自衛官一家の最年少・西健太(藤岡真威人)が合格。さらにメンバーの中には、宙が警察沙汰になった際のけんか相手だった元ヤンキー・荒井竜次(佐藤寛太)がいた。

 八女から第一班の「バディ」が発表。宙は馬場と「バディ」になる。八女はそれぞれの名前が刻印された「認識票」を2枚ずつ配布し、「この認識票は、今目の前に座っているバディが死んだときに使うものだ」と説明する。任務中にバディが亡くなった場合、遺体を確認できるように1枚をその場に置き、相方がもう1枚を持ち帰るという。八女はバディについて、「命を預け合っている相棒だ」と語った。

「死」を意識させる認識票の存在に、SNS上では「認識票ってそういうものなんや……」「バディを決めた瞬間に、そのバディが死んだ時のことを教えられる自衛隊候補生……」「認識票、重いね……」といったコメントが寄せられた。

 ドラマ終盤、宙は再び荒井ともめ、「候補生を辞める」と言い始める。馬場は「バディだろ! 俺が死んだとき、そのことを家族に伝えてくれるのは宙くんなんだろ?」と訴える。遅刻した試験日に宙に救われたと言い、「こういう人と一緒にがんばりたいと思った。仲間になれると思ったんだよ」と伝えたのだった。

 バディとして今後協力し合っていくと思われる宙と馬場に、「バディ胸熱」「どんなバディになるか楽しみ」といった声が挙がっていた。

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