中井貴一×佐々木蔵之介が再びタッグ 映画「嘘八百」シリーズ第3弾制作&タイトル決定
俳優の中井貴一と佐々木蔵之介がダブル主演を務める開運お宝コメディー映画「嘘八百」シリーズ第3弾の制作が決定した。併せて、タイトルが「嘘八百 なにわ夢の陣」に決まった。
豊臣秀吉のお宝めぐりだまし合い
俳優の中井貴一と佐々木蔵之介がダブル主演を務める開運お宝コメディー映画「嘘八百」シリーズ第3弾の制作が決定した。併せて、タイトルが「嘘八百 なにわ夢の陣」に決まった。
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2018年正月に公開されたシリーズ第1弾となる映画「嘘八百」は、国宝級茶器をめぐり、強欲うずまく人間たちの化かし合いが二転三転し、ラストの思いがけない大どんでん返しが話題となりスマッシュヒットした。20年に公開された第2弾の「嘘八百 京町ロワイヤル」では、ヒロインに広末涼子を迎え、京都を舞台に恋の火花を散らしながら更にスケールアップした演技合戦を繰り広げた。
待望の第3弾となる本作は、中井演じる詐欺師まがいの古美術商・小池則夫と、佐々木演じるうだつの上がらない陶芸家・野田佐輔のコンビがまたも復活する。これまで千利休、古田織部の茶器をめぐり大騒動をおこしてきた2人が今回、目をつけたのは、かつて豊臣秀吉の出世を後押ししたと言われる七つの縁起物「秀吉七品(しちしな)」。その七品とは、「懐で温めた信長の草履」「戦で顔につけた面頬(めんぼお)」「獅子の飾りをつけた兜」「桐の文様の軍配団扇」「有馬温泉の湯殿の瓦」「黄金の風炉」「鳳凰の銘がついた茶碗」の7つだ。中でも“鳳凰”は、これまで「鳳凰を宿して光輝くうつわ」としか記録がなく、幻のお宝として伝説になっていた――。
本作の舞台は大阪。今年天守閣復興90周年となる大阪城での撮影も敢行し、骨董ファンのみならず、歴史ファンの興味もそそる豊臣秀吉の1億円級のお宝“鳳凰”をめぐり、三たび抱腹絶倒のだまし合いが繰り広げられる。
監督はシリーズ第1弾「嘘八百」、第2弾「嘘八百 京町ロワイヤル」に続き、武正晴が務める。また、脚本はシリーズおなじみの今井雅子と、2023年度後期NHK連続テレビ小説「ブギウギ」で脚本を務めることが発表された足立紳のコンビが務める。音楽も、ヒット作を数々手掛け、22年度後期NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」でも音楽を担当する富貴晴美が続投する。
主演の中井は本作について、「Part1の『嘘八百』を撮影したときには、これがシリーズ化されるなど全く考えていませんでした。しかし、このコロナ禍で、エンターテインメント業界がとても大変な時期を過ごしている中、今回『また作ろう!』と言ってくださった方々がいたことがとてもうれしかったです」と振り返った。
続けて、「Part1は大阪の堺で撮影し、そのエンディングで、『ほな、次は九州いこかー!』と言っていたはずが、Part2の舞台は京都でした。『次こそは九州!』と思っていましたが、また大阪に戻って来ました(笑)。Part1、Part2、そして今回のPart3と、さらにパワーアップできるように心がけたいと思っています。ご期待ください」と意気込んだ。
ダブル主演の佐々木は、「Part3があると聞き、タイトル通り『嘘やろ!? ホンマに!?」と思いました(笑)。Part2から3年経て、仲間と会えるのはとてもうれしく、貴一さんとまたバディを組めるのが楽しみです。今回は豊臣秀吉がテーマで、大阪城でもロケがある予定です。大河ドラマで秀吉役をやらせていただいたことや、実家の酒蔵が聚楽第の跡地にあったり、大阪での会社員時代に仕事で携わった博物館でのロケまであったりと、大変にご縁のある、ありがたい作品になりそうです」とコメントした。