【どうする家康】11年ぶりの大河出演、松山ケンイチの起用理由は 制作が明かす魅力
2023年に放送されるNHK大河ドラマ「どうする家康」の取材会が1日、愛知・NHK名古屋で行われ、制作統括の磯智明氏が出席した。磯氏は新たに発表された本多正信役の松山ケンイチについて「彼の持っている素朴で純朴な部分と、演技の確かさ、ちょっとひねくれた悪ぶった部分も含めて、魅力的に演じていただけると思う」と期待を寄せた。
制作統括の磯氏「松山さんが後半部分のドラマの中心になってくるのかな」
2023年に放送されるNHK大河ドラマ「どうする家康」の取材会が1日、愛知・NHK名古屋で行われ、制作統括の磯智明氏が出席した。磯氏は新たに発表された本多正信役の松山ケンイチについて「彼の持っている素朴で純朴な部分と、演技の確かさ、ちょっとひねくれた悪ぶった部分も含めて、魅力的に演じていただけると思う」と期待を寄せた。
「どうする家康」は脚本家・古沢良太が、新たな視点で誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を描く。主人公・家康を松本潤が演じる。また、6月30日に新キャストとして松山ケンイチが家康の家臣・本多正信を演じることが発表されたばかり。松山は12年に「平清盛」で主演を務めて以来、11年ぶり2度目の大河ドラマ出演となる。
磯氏は松山の役どころについて「ひねくれたところがあって、みんなが言うこととあえて違うことを言う、みんなの意見をかきまわす。そういうところが持ち味。今回の家康のキャラクターはそういう人材を無視せず耳を傾けて面白いことをやる。途中で仲たがいして、あとで再会して、のちに本多正信のある悪知恵で(家康が)天下を目指すことになる」とキーパーソンであることを説明した。
「彼とはもう1回やってみたいと思っていた」という磯氏。「平清盛」でも制作の指揮を執っており、松山への思い入れは人一倍のようだ。「前回は主役としていろんなものを背負ってドラマに向き合っていたので、もしもう1回お願いできるとすれば、もう少し肩の荷を下ろして楽しんでもらえる役がいいと思っていた」と“親心”のようなものを明かし、「彼に演じていただくとドラマとして面白みも深みもある。後半に行くにしたがって若い俳優さんもいっぱい入ってくるので、松山さんが後半部分のドラマの中心になってくるのかな」と話した。