お笑いコンビの「見取り図」（盛山晋太郎、リリー）が29日、東京・国立競技場で行われた「2022Jリーグ YBCルヴァンカップ プライムステージの組み合わせ決定オープンドロー（抽選会）」に参加。「2022JリーグYBCルヴァンカップPR大使」に就任した。

　サッカー好きとして知られる見取り図の2人。野々村芳和・Jリーグチェアマンから「PR大使」の肩書が書かれた特大名刺を授与されると、盛山は「世界の名刺で一番デカいです」と感激の様子。「僕たちなりに、ルヴァンカップやJリーグの魅力をお伝えできればと思っています」と抱負を述べた。ここで、リリーが「PR大使を皮切りに、ゆくゆくはチェアマンになっていこうかなと思います」と大胆発言。盛山はすかさず「無理やろ、吉本の素人がよ。どうやってなんねん」とツッコミ。野々村チェアマンは「いけますよ」とフォローを入れた。

　野々村チェアマンが、ルヴァンカップでの若手の奮起について「若い選手はゲームに出たら成長するでしょう」と期待を述べた。出場経験について話がおよぶと、盛山は「やっぱり舞台に立たないと。すべらないと、分からないことがいっぱいあるんで。芸歴15年で、すべってきた回数は1兆を超えるので。やっぱり経験がものを言いますから」と、お笑い芸人の立場としての“経験論”を明かした。

　イベントには、ルヴァンカップの決勝トーナメントにあたるプライムステージに出場するJリーグクラブ（川崎フロンターレ、浦和レッズ、横浜Fマリノス、ヴィッセル神戸、名古屋グランパス、セレッソ大阪、サンフレッチェ広島、アビスパ福岡）の代表選手8人が出席。選手たちは優勝を目指す決意を述べた。

　リリーはルヴァンカップの今後のトーナメントについて、「天心と武尊ぐらいワクワクしています」と独自表現で思いを語った。野々村チェアマンは「リーグ戦の楽しみ方もありますが、ルヴァンカップのようなカップ戦は1試合目にどう入るか、それを受けての2試合目がどうなるかというスリルもある。サポーター、サッカーファンの皆さんに存分に楽しんでいただきたいと思います」とメッセージを寄せた。

　司会はフジテレビの黒瀬翔生、鈴木唯アナウンサーが務めた。