武尊が記者会見 涙で去就に言及「1回休養させていただこうかと」 “世紀の一戦”から8日
立ち技格闘技K-1のエース・武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が27日、都内のホテルで記者会見を行った。
試合後の会見では「ファン、チームに心から申し訳ない」
立ち技格闘技K-1のエース・武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が27日、都内のホテルで記者会見を行った。
スーツ姿の武尊は「先日、天心選手と試合をさせてもらって、敗れてしまったんですが、東京ドームで超満員のお客さんの中で試合をさせてもらって、この試合を実現することができて、ああいう舞台で現役の間に最高な場所で最高な試合をさせてもらえたこと、本当に、ファン、関係者、天心選手、全ての人たちに感謝したいなと思っています。ありがとうございました」とまず感謝を口にした。
さらに自身の去就について、「僕も一つ決心することができて、負けた時は正直悔しさもあったし、これで終わりだなという気持ちもあったし、だけどやっぱ心のどこかでやり返したい気持ちもあったし、なんか本当に色々な気持ちになったんですけど、あの……この10年プロでやってきて、本当に僕のファイトスタイル的にも身体を酷使してきたし、公表してない部分でもけがに悩まされた部分もあって、それも含めて、今回一回格闘家として歩みをストップさせたくなって、休養させていただこうかと」と明かした。
途中、涙をぬぐう場面もあった。
武尊は19日に東京ドームで開催された「THE MATCH」で那須川天心との“世紀の一戦”に臨み、判定負け。武尊の敗戦は2012年6月8日以来、実に3668日ぶりだった。
試合後の記者会見では「この試合を本当に実現できたことと実現のために動いてくれた人たちと支えてくれた人たちと対戦相手の天心選手に感謝しています」と涙を堪えながら振り返り、「応援してくれたファンだったりチームのみんなだったりには心から申し訳ないなと思っています」と口にしたところで関係者が制止し、会見を終えていた。
また敗戦直後、インスタグラムでは「心と体を治してまた前を向いて進みます」などとコメントしていた。