NCT127の日本人メンバー・YUTA “大阪凱旋”に感激「両親に『誇り』と言われて…」
韓国発の多国籍ボーイズグループ・NCT127(エヌシーティー・イチニナナ、韓国語イリチル)が25日、大阪市西区の京セラドーム大阪で公演を行った。グループ初となる日本ドームツアー「NCT 127 2ND TOUR ‘NEO CITY:JAPANーTHE LINK’」を開催中で、5月22日のバンテリンドームナゴヤ、同28、29日の東京ドームに続く日本3か所目のドームステージとなった。
NCT・SHOTAROが飛び入り参戦 観客席で即興ダンス披露しファン大喜び
韓国発の多国籍ボーイズグループ・NCT127(エヌシーティー・イチニナナ、韓国語イリチル)が25日、大阪市西区の京セラドーム大阪で公演を行った。グループ初となる日本ドームツアー「NCT 127 2ND TOUR ‘NEO CITY:JAPANーTHE LINK’」を開催中で、5月22日のバンテリンドームナゴヤ、同28、29日の東京ドームに続く日本3か所目のドームステージとなった。
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午後5時の開演前にメンバーは京セラドーム内で記者会見を行った。大阪府門真市出身の日本人メンバー・YUTA(中本悠太)は“凱旋公演”となった今公演について「昨日、一昨日、家族と食事に行きました。16歳の時に韓国に行って苦労しましたが、お父さん、お母さんに助けてもらいました。『よく頑張ったね。私たちにとって誇りだね』と言ってもらえてうれしかったです」と家族の絆をかみしめた。YUTAのインスタグラムフォロワー数は同日現在832万人を超えており日本人男性タレント部門では堂々の1位となっている。
一方、リーダーのテヨンは今後のグループの目標について聞かれると「さらに高い記録を樹立したいという思いもありますが、どのステージでもぼくたちが幸せでいること。今後も末永くステージをしていく中で、スタジアム公演などができればと思います」と笑顔を見せた。
この日のステージは「英雄;Kick It」でスタート。同曲は21年発売の日本2枚目のミニアルバム「LOVEHOLIC」に収録されておりYouTubeの公式ミュージックビデオ(MV)は25日現在、1億5800万回を超えている。冒頭からファンが総立ち状態になる中、メンバーはLEDに映し出された架空のサイバー都市をバックにブルース・リーのアイコニックポーズを模したダンスを披露して盛り上げた。最初のMCコーナーでYUTAは感極まり「京セラの熱気がすごい。マジでこれは相当すごい」と地元の熱気に感激し、「おおさかー!おおさかー、ただいまー」とシャウト。リーダーのテヨンも「大阪の皆さん、好きやで~」と関西弁で愛嬌を振りまいた。
続いて、「Favorite (Vampire)」では大量のバラ状の紙吹雪が舞い上がり、「Love on The Floor」では上下斜めに傾くムービングステージで歌唱、観客も方向を失うような不思議な感覚に包まれた。さらに、YUTAがソロ曲「Butterfly-JP Ver.」を激しいダンスを交えて披露すると一際大きな拍手が巻き起こった。他にもグループ全体でのパフォーマンスやソロ曲、激しいヒップホップから切ないバラード、今回のツアーのために制作された楽曲「Colors」や「Sunny Road」など多彩な構成で全35曲を披露し約4万人のシズニ(NCTファンの総称)を興奮させた。終盤でメンバーは客席に“飛び込み参戦”していた同じNCTグループの日本人メンバー・SHOTARO(大﨑将太郎)を紹介。ファンからの拍手を浴びたSHOTAROが即興ダンスをする姿が大スクリーンに映し出されるとファンは大喜びしていた。
アンコールのあいさつでYUTAは改めて「夢のような時間で楽しかった。明日で日本ドームツアーは終わりますが、これが終わりではなくもっともっと進化してカッコいいステージを披露します。一緒に歩いて来たメンバーにも感謝の思いを伝えたいです。ありがとう」と頭を下げメンバー全員とハグ。観客席から悲鳴が上がると、YUTAは「ちょっと(汗で)ベタベタやな」と笑わせた。
NCT127の日本での公演は20年2月24日に開催されたアリーナツアー以来、約2年3か月ぶり。今回の日本ドームツアーは3か所5公演で22万人を動員予定で、26日も京セラドーム公演の2日目を行う。本ツアーのコンセプトは「夢の中で音楽と通してメンバーとファンが共感し“つながる(LINK)”」。東京ドーム公演にはX JAPANのYOSHIKIも来場しメンバーとの記念写真がNCT127のSNSにアップされ話題となった。