格闘技イベント「RIZIN」が24日、都内で会見を行い、「湘南美容クリニック presents RIZIN.37」（7月31日・さいたまスーパーアリーナ）の対戦カード発表を行った。会見後、榊原信行CEOが9月に朝倉未来と対戦予定のプロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーを日本に呼ぶ“破格”費用について言及した。

　14日に米ラスベガスで行われた朝倉未来―メイウェザーの発表会見。その直後にメイウェザーは米メディアに対し「会見で150万ドル（約2億円）だよ」と発言をし、大きな話題を呼んだ。

　そんなメイウェザーの今後の会見予定について問われると「事前に呼ぶと、大会の経済効果と、呼ぶための費用でつり合いが取れない。燃料費だけで、自家用ジェットで飛んでくるだけで今は30万ドル（約4000万円）かかる。さらに駐機場代があって、セキュリティーもパイロットも含めてっていうと5000万円くらいは……」と苦笑いした。

　14日の会見では、榊原CEOと未来が渡米し、会見を行った。その理由について「だったら僕らがラスベガス行った方が早いなってことです。それで僕と朝倉未来の弾丸ラスベガス。1.5日ぐらいしかいないんですけれど、その方が経費的にはリーズナブル」と明かした。

　またメイウェザーの“2億円”発言にも言及。「（発言は）全部ウソですから（笑）。でも、彼は『俺の労働対価として2億円だ』と思っているんじゃないですか？　会見の日はアメリカのメディアも多かった。非常に話が長かったけれど、ファイターであれだけ淀みなく話せる人はいない。彼は言葉を持っている。彼はアウトローではなく、本家・本流を歩んでいる。そのなかでの今回、未来とのエキシビション。海外的にも注目をされるものになるのかな」とレジェンドボクサーを称賛し、大会成功へ自信をのぞかせた。