武尊「10年間勝ち続けてることで自分の存在価値があって」 天心戦敗北の葛藤と感謝
格闘技イベント「THE MATCH」で那須川天心に敗れた武尊が23日に自身のインスタグラムで「また前を向いて進みます」と決意を新たにしている。
3668日ぶりの敗戦で戦績は40勝2敗に
格闘技イベント「THE MATCH」で那須川天心に敗れた武尊が23日に自身のインスタグラムで「また前を向いて進みます」と決意を新たにしている。
19日に行われた“世紀の一戦”。武尊は壮絶な戦いのすえに、2012年6月8日以来、3668日ぶりの敗戦で戦績を40勝2敗としていた。
23日に更新したSNSでは「この10年間勝ち続けてることで自分の存在価値があって負けたら全てを失うと思ってた。負けた後の想像をするだけで毎日怖くて寝れなくて今周りにいる人達やファンも負けたらたくさん離れていくのを覚悟してた」と心境を吐露した。
しかし、「でもリングを降りて花道を退場しようとしたら敗者の僕に対してたくさんの人が集まってきてくれてみんなが『ありがとう』と言ってくれた。そんな言葉を貰えると思ってなくて涙が止まらなかった。その時の声や景色を思い出すだけで今も涙が止まらなくなる」と温かい声援への思いをつづった。
そして、「勝って報われることは出来なかったけどこんなにたくさんの人に試合を見てもらえてたくさんの人が一緒に泣いてくれて生きる希望を貰いました。と言ってくれる人がいて心と身体がボロボロになっても命を削って戦ったこの10年が報われた気持ちになりました」と感動の思いを伝えている。
続けて、「満席の東京ドームでこんな景色を見せてくれて僕に関わる全ての人達に心から感謝しています。本当にありがとうございました」と感謝。「心と体を治してまた前を向いて進みます」と先を見据えた。
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【写真】リングを降りる武尊と声をかけたファンたちの姿