【THE MATCH】那須川天心、キックに戻る可能性は「ほぼない。生半可な気持ちで転向はできない」

19日に東京ドームで開催された格闘技イベント「Yogibo presents THE MATCH 2022」の一夜明け会見が20日、都内のホテルで行われた。武尊との“世紀の一戦”を制した那須川天心(TARGET/Cygames)ら勝者が出席した。

会見に出席した那須川天心【写真:山口比佐夫】
会見に出席した那須川天心【写真:山口比佐夫】

激闘から一夜、記者会見で心境語る

 19日に東京ドームで開催された格闘技イベント「Yogibo presents THE MATCH 2022」の一夜明け会見が20日、都内のホテルで行われた。武尊との“世紀の一戦”を制した那須川天心(TARGET/Cygames)ら勝者が出席した。

 武尊との歴史に残る一戦から一夜、緑のスーツで会見に臨んだ天心が心境を口にした。

 まずは「こうやって勝って、こういう計量と同じ場所で違った感覚で戻ることができて嬉しいです。東京ドームという大舞台で武尊選手という最高の選手と戦えて、ホッとしています。感謝しかない。ありがとうございました」とライバルへの感謝をまず口にした。

 試合は改めて振り返ったようで、「いろいろなところにあいさつしに行ったらずっと流れていた。ダウンとったシーンは500回くらい見てるんじゃないですか(笑)。チームでやってきた作戦がハマった試合になったし、過去一番ハードな試合だったと思いますし、武尊選手という最高の選手がいたからこそ、熱い試合ができた。久々に楽しかったですね」。

 さらに「初めて一睡もできなくて、眠れなくて、興奮というか、この感じからさめたくない。僕の中ではまだ6月19日です」とも明かした。

 結果的に試合を決めた1Rのダウンシーンについては、「きたところをコンパクトに、針の穴に糸を通すという、コンパクトにショートに合わせるというイメージでした」。またRISEvsK-1という構図だったことについては「僕の回りでも武尊選手のこと好きになったとか、K-1を好きになったという声もあった」とも口にした。

 ほかの試合も見ていたといい、YA-MANと芦澤竜誠の試合は「おもろかったすね。2人ともファイター。ああいう試合があるからこそ会場の熱気も上がるし、見ていてワクワクしました」と笑った。

 キックに戻る可能性を問われると、「ほぼないんじゃないですかね。生半可な気持ちで転向することはできない。時代の移り変わりは激しい。ボクシングに集中したいなと思います」と言い切った。

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