ひろゆき氏、パリから自腹来日してまで乙武氏を応援する理由とは? 仰天アドバイスも
「2ちゃんねる」開設者で実業家の西村博之(ひろゆき)氏が19日、都内で行われた乙武洋匡氏の政策発表イベントに参加し、社会課題について話し合った。在住するフランスから緊急来日した理由についても明かした。
リアルで会うのは4回目 番組共演や自宅訪問で親交を深めている
「2ちゃんねる」開設者で実業家の西村博之(ひろゆき)氏が19日、都内で行われた乙武洋匡氏の政策発表イベントに参加し、社会課題について話し合った。在住するフランスから緊急来日した理由についても明かした。
乙武氏は今夏の参院選東京選挙区(改選数6)に無所属で出馬予定。ひろゆき氏は自身がMCを務めるYouTube討論番組「Re:Hack(リハック)」で、今年1月の公開コンテンツで乙武氏をゲストに招いて共演。その後も3月にひろゆき氏が乙武氏の自宅を訪れるなど、交流を続けている。今月18日には乙武氏の街頭演説にひろゆき氏が参加した。
グレーのTシャツに、自身の配信でおなじみの黄色のパーカを羽織って参加したひろゆき氏。イベント内で、乙武氏が発表した政策について、気になる事項を熱心に聞いていった。さらに、「待機児童はなぜなかなか減らないのか」などの社会課題について乙武氏の見解を求めた。残り時間があと5分だと知らされると、「マジで!? 全然進んでないんだけど」と驚く場面も。「5年後ぐらいに若者がなりたい職業の1位が公務員やYouTubeじゃないような社会にするためにはどうすればいいですか?」と乙武氏に尋ねると、乙武氏は「僕が当選して結果を残して、政治家面白そうだなと思ってもらって、政治家を1番にすることです」と答えた。
イベント後の囲み取材に応じたひろゆき氏は乙武氏について、「何を突っ込んでもちゃんと考えている人なので、きちんと答えが返ってくるので、ほかの政党の、渡されたものを読み上げて突っ込んだら答えられない人とは違うのが面白いなと思いますけど」と持ち上げた。
在住するパリから自腹で来たといい、「わりといま高いんすよ、フランスから来ると」。おなじみのパーカを着てきた理由については「スタッフの人もプロじゃないから、どこに何時という連絡、何をするかという連絡が来ないんすよ。なので、これ持って行ったほうがいいすか? って僕から聞くみたいな。そんな感じでバタバタになっていました」と明かした。
なぜ来日してまで2日間にわたる乙武氏の活動に参加したのか。「面白い人が面白いことをやっているから、それは参加したらきっと面白いかなと思って。それで参加したらやっぱり、スタッフの人の話も含めて面白い体験ができている気がするので。渋谷のあんなトラックの上で話をするなんて普通ないので。その意味では楽しい2日間でした。あす朝に帰ります」と語った。乙武氏と直接会うのはこれで4回目という。2人の関係性について乙武氏が「リアルで仲良くなったのはこの3か月ぐらいです」と話せば、ひろゆき氏は「リモートでもともとやりとりをしていたので、その意味ではネット友達的な感じです」と説明した。
さらに、乙武氏に当選の仰天アドバイスを送る。「どっかの政党と今から組んじゃえばいいんじゃないですか? 政党があって職員がいてそこの組織の支持者がいるところと組むと、票がある程度あるわけじゃないですか。今まで政治的なことを何も言っていなかった人が特定の政党の支持を得ただけでいきなり候補者のトップランカーに入るみたいな世界なので。受かりたいんだったらやっぱどっかと組んだ方がいいと思うので、そういう意味では受かる気ねえんだろうな、と思います」。乙武氏は笑顔ですかさず、「受かる気あるよ、頑張ってるよ」と“応戦”した。
参院選は22日に公示となる。選挙期間中に再来日する予定があるかどうかを聞かれると、「ないっすね。まああの、来いって言われたら来ますけど」。乙武氏は「申し訳なさ過ぎて」と反応した。
「五体不満足」の著者で知られる乙武氏は、2016年夏の参院選に自民党公認で出馬準備を進めていたが、週刊誌に不倫問題を報じられ、一度は出馬を断念。政界進出は悲願で、今年5月に会見を開き、「やっぱり諦められませんでした」と出馬を表明していた。