【THE MATCH】YA-MAN、芦澤竜誠を109秒KO 決着後は”犬猿”芦澤を称賛「男として認めている」
“キングオブストリートファイト”YA-MAN(TARGET SHIBUYA)が“進化する問題児”芦澤竜誠(DRAGON FISH)に1R109秒KO勝利した。
「THE MATCH 2022」第10試合
格闘技イベント「Yogibo presents THE MATCH 2022」(2022年6月19日、東京ドーム)第9試合、62キロ、3分×3R、延長1R(ABEMAで全試合独占生中継)
“キングオブストリートファイト”YA-MAN(TARGET SHIBUYA)が“進化する問題児”芦澤竜誠(DRAGON FISH)に1R109秒KO勝利した。
“裏メイン”とも目された注目のカードは入場からブチ上がった。芦澤はいつものようにラップを口ずさみながらノリノリで入場。一報のYA-MANは10人の美女軍団に囲まれて登場。デレデレ、ニヤニヤしながらリングに上がった。
1Rのゴングと同時に仕掛けたのは芦澤だった。奇襲攻撃にYA-MANは冷静に対応。右を合わせ芦澤に膝をつかせた。開始8秒で先制ダウンを奪った。
ダメージの残る芦澤を追撃する。コーナーに追い詰めると、右―左―右の3連発。崩れ落ちた芦澤は立ち上がれない。1分12秒でKO決着。YA-MANが勝利の雄たけび。いがみ合っていた2人だったが、決着がつくと抱擁し言葉を交わした。
YA-MANは試合後のリングでまず芦澤を称えた。「マジで男だと思う。62キロでオープンフィンガーって俺の土俵に上がってもらって、気合と根性すげえ。男して認めている。たっきーとデート3人でどうかな(笑)」。
そしてこう続けた。
「1年前とか誰も俺のこと知らない。天心は神童、武尊は天才、アッシーも歌うまいし……でもYA-MANって何も持ってない凡人が、格闘技最高峰の舞台に立てるってこと。気合と根性だけあればこの舞台に立てるってこと証明したのかなって。見ている方々でおれって才能ないなぁとか凡人だと思う人いると思うんですけど、おれも凡人なんで。YA-MANならなれそうな気がするでしょう。努力すればここまで来られる」と口にし、場内の喝さいを浴びた」
決して順風満帆なファイター人生ではなかったYA-MAN。それでも自らの身一つでのしあがった男の熱い言葉に、ファンは惜しみない拍手を送った。
両者は4月の記者会見からバチバチだった。挑発の応酬でキレたYA-MANが芦澤に飛びかかり、一触即発に。制止された際に倒れ、頭から流血するなど大騒動になった。
前日計量でも一触即発。芦澤が「いまやっても殺せるぞ、コラ!」と過激な挑発を繰り出し、大乱闘寸前となっていた。