【THE MATCH】ベイノア、和島大海に判定負け 満身創痍も何度も立ち上がる姿に観客からは大拍手

“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)が和島大海(月心会チーム侍)に0対3の判定負けを喫した。

和島大海(左)に判定負けを喫したベイノア(右)【写真:山口比佐夫】
和島大海(左)に判定負けを喫したベイノア(右)【写真:山口比佐夫】

格闘技イベント「THE MATCH 2022」第8試合

格闘技イベント「THE MATCH 2022」(2022年6月19日、東京ドーム)第8試合、71キロ、3分×3R、延長1R(ABEMAで全試合独占生中継)

“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)が和島大海(月心会チーム侍)に0対3の判定負けを喫した。

 もらっても倒れないベイノアの雄姿に観客も拍手喝采だった。

 1R、ベイノアはローから入る。お互いキックで見合う展開だったが、蹴りだけでなく、パンチも繰り出す和島に苦戦。1R終了直前、輪島の左ストレート、左フックでダウンを奪われる。

 2Rからは完全に和島の時間だった。左ストレート、飛び膝、ボディーと多彩な攻撃でベイノアを寄せ付けない。完全な実力差を見せつけた。

 3R目立ったのは、ベイノアのタフさだ。直前のラウンドのボディーも効いてしまい、満身創痍のはずだが、逃げることはしなかった。それどころか、「オイ、オイ」と気迫のこもった声を上げながら最後の力を振り絞る。これに呼応するかのように会場は大きな拍手に包まれた。ラスト40秒和島のカウンターストレートを被弾しダウン。その後も立ち上がり“押忍”な姿を観客に見せた。

 第2代RISEウェルター級王者のベイノアは、キックボクシングだけでなく、MMAにも挑戦しているファイターだ。4月の試合では海人と対戦し、まさかの41秒TKO負けを喫していた。またお笑いコンビ「けとるべる」のボケ担当という一面も持ち、トーク力でも人気がある。

 和島は昨年12月に行われた木村“フィリップ”ミノルとのスーパー・ウェルター級タイトルマッチではKO勝ちを収めている。

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