【THE MATCH】玖村将史が志朗撃破 強烈右フックでダウン、劣勢も一撃で大逆転

玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)が志朗(Be WELLキックボクシングジム)に3-0の判定で勝利した。

勝利した玖村将史(中央)【写真:山口比佐夫】
勝利した玖村将史(中央)【写真:山口比佐夫】

「THE MATCH 2022」第2試合

格闘技イベント「THE MATCH 2022」(2022年6月19日、東京ドーム)第2試合、55キロ、3分×3R、延長1R(ABEMAで全試合独占生中継)

 玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)が志朗(Be WELLキックボクシングジム)に3-0の判定で勝利した。

 試合を支配したのは志朗だった。しかし、玖村が重い一発でひっくり返した。

 1R、志朗はローキックから入っていく。玖村の圧を受けながらも上手くいなしている。ローだけでなく、ワンツーも打ち分け、終わるころには玖村の鼻と左足は赤くなっていた。

 大逆転、鮮やかなクロスカウンターだった。2R終盤にカウンターの右フックを披露、玖村がダウンを奪った。

 玖村のガードは固い。2R以降、志朗はボディーも混ぜながらコンボ打撃を繰り出す。玖村の顎を捉える攻撃もあったが、倒すことはなかった。

“ファーストフラッシュ”玖村は第6代Krushスーパー・バンタム級王者であり、「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント準優勝」、「K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント準優勝」の実績を誇る。直近の試合では、スーパー・バンタム級の王座をかけ、金子晃大と対戦し判定負けを喫していた。

“孤高の賢者”と呼ばれる志朗は「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55キロ~那須川天心挑戦者決定トーナメント~優勝」、「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53キロトーナメント準優勝」、「ISKAムエタイ世界バンタム級王者」、「初代ランシットスタジアム認定インターナショナル バンタム級王者」などさまざまなタイトルを手にしてきた。直近では、江幡塁と対戦、ハイキック一閃で鮮やかな2RKO勝ちを収めていた。

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