前田公輝、朝ドラ出演は「ずっと憧れていた場所」と告白 「自分自身も日々更新されている」

俳優の前田公輝が、砂川智役として出演しているNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜、午前8時)について、インタビューで共演者との関係や作品の魅力を語った。

砂川智役を熱演する前田公輝が「ちむどんどん」の魅力について語る【写真:(C)NHK】
砂川智役を熱演する前田公輝が「ちむどんどん」の魅力について語る【写真:(C)NHK】

NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の撮影舞台裏や魅力を語る

 俳優の前田公輝が、砂川智役として出演しているNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜、午前8時)について、インタビューで共演者との関係や作品の魅力を語った。

「ちむどんどん」は女優・黒島結菜が主人公・比嘉暢子を演じ、西洋料理のシェフを目指して修業し、東京に沖縄料理店を開くために奮闘する姿を描いている。

 前田が演じる智は暢子の幼なじみとなる豆腐店の息子で、もっと大きな商売をしたいという野望を抱いている青年。暢子に思いを寄せているが、その気持にはなかなか気付いてもらえないでいる。一足先に東京で修行している暢子を追う形で、智も食材の卸売業者の元で修業することになり物語は新たな展開を見せている。

 前田は、半年にわたって智を演じることについて、「朝ドラに出演するのがはじめてで、非常に刺激的で楽しいです。沖縄のことば指導も受けているのですが、前よりも沖縄ことばに慣れてきた気がします。自分も子役から演技をはじめていますが、改めて芝居に終わりはないんだなということを感じながら智を演じています」と明かした。

 暢子を追って上京することになった智について、「東京に行く前に暢子に対する気持ちが確信に変わったと思います。今まで自分の気持ちにふたをしてきたけれど、暢子がいなくなって、初めて智は彼女の大切さに気付かされたんです。そういう気持ちの変化があった上で、暢子がどれだけ幸せで夢に向かって邁進できるのかってことを軸にして、さらに自分の夢を叶えるために智も上京したんだと思います」と語った。

 そんな魅力的な暢子を演じている黒島への印象については、「結菜ちゃんは新しい形の座長だなと感じます。フラットな性格なので安心できますし、常に中心にいてくれると演技がしやすいです」と明かし、撮影現場での信頼関係を見せた。

 今回、前田が演じている智について、自身との共通点を聞かれると、「智の軸になっているのは家族です。僕も芸能活動をする上で家族の協力を受け続けてきたので、そこは共感出来るところだと思います。また、仕事に対するまっすぐな向き合い方は、共感できる上にあこがれる部分もあります」と答えつつ、「智は基本的につらいところを見せないタイプだと思います。僕なら悩むことがあれば、近くにいる人に悩みを聞いてもらうこともあるんですけど、おそらく智は家族にも誰にも言えない性格なんだと思います」と分析してみせた。

 また、作品の舞台となっている沖縄の印象について、「沖縄にはあまり暗い性格の人がいない印象を受けました。日差しをたっぷり浴びたおいしい食べ物や、透き通ったきれいな海のある沖縄という環境が、そういう人たちを育てているんじゃないかと思っています。演じている智も、みんなを元気づけるやんばるの太陽のような存在でいられるようにと思っています」と話した。

 最後に、前田は朝ドラで重要な役を演じられていることに対して、「ずっと憧れていた場所なので、大きな形で夢がかなった喜びを感じています。本当にいまは奇跡の時間だと思いながら智を演じています。自分自身も日々更新されている感覚があり、演じていくことがこんなに楽しみになる役と出会えたことはすごいことだと思っています」と話し、インタビューを締めくくった。

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