“変身願望”で中学生からコスプレ活動 自作衣装でも話題となったグラドルの原点とは
次世代スター発掘プロジェクト「ミスジェニック 2021」で、激戦の末、見事受賞した虹村かんな。現在はモデル、グラビア、女優、インフルエンサーなど幅広く活動中。上京する前は、広島大学工学部に在籍していた過去も持つ“リケジョ”に、タレントとなった理由と、特技の“モノ作り”について聞いた。
「ミスジェニック 2021」受賞、虹村かんなインタビュー
次世代スター発掘プロジェクト「ミスジェニック 2021」で、激戦の末、見事受賞した虹村かんな。現在はモデル、グラビア、女優、インフルエンサーなど幅広く活動中。上京する前は、広島大学工学部に在籍していた過去も持つ“リケジョ”に、タレントとなった理由と、特技の“モノ作り”について聞いた。(取材・文=石井宗一朗)
タレント活動を始めたきっかけは「趣味の延長」。もともとコスプレイヤーとして活動していた虹村にとって、“表舞台”に立つ仕事への抵抗はなかった。「自撮りをツイッターに上げて、ちょっと話題になったり、というのをずっとやっていました。もっと有名になりたいと思って、レースクイーンやタレントの仕事を始めてみたという感じです。今はその延長線上にいます」。
コスプレ活動はアニメ好きだった中学生時代にスタート。“変身願望”もあり、地元・京都で行われていたコスプレイベントで魅了され、友人とともに専門店に通うようになった。
この頃から自撮りをネットに上げていたが、母親には禁止されていたという。内緒にしていた活動について、「まだバレて無いとは思うんですけど……このインタビューでバレます」と笑顔で語る。また、「有名になりたい」という欲求が昔からあり、「ビッグになる!」が口癖であったことも明かした。
以前は中学生だったこともあり、“公の場”での顔出しに難色を示していた両親には、タレント活動を始めた際も「事後報告」だった。
「父親には何も伝えていなかったんですけど、ある日突然『ずっとかわいいと思っていた娘が世間にかわいいと認めてもらっているのを見るのが本当にうれしい』『将来は最悪なんとかなるから、やりたいように頑張れ』といったメッセージをくれました。母親は『変な格好するなよ!』とずっと言っています(笑)。脱ぎ過ぎたりとか……最初は『水着になるのも嫌だ』と言っていました。今でもあまり良くは思っていないと思います」
タレントの仕事を嫌だと思ったことは「1度もない」
タレントの仕事は虹村にとって「すごく楽しい」もの。さまざまな現場を経験することができ、「『嫌だな』と思ったことは1度もない」と語った。
その一方で、常に見た目に気を配らなければならない難しさも吐露。「撮影される側なので、体型など見た目をキープしなければいけないのがしんどいです。食べることが大好きで、運動することが苦手なので……」。
タレントとして活動する虹村の特技は“モノ作り”。コスプレイヤー時代には衣装を自作し、オリジナルのかばんや衣服をSNSで公開し反響を呼んだ。完成度も高く、ファンの間で「かわいい」「売れそう」「欲しい」と話題になった。
“モノ作り”が好きになったのは小学生時代。仕事で忙しかった父親と行う週1回の工作がきっかけだった。「父との時間が本当に楽しみでした。何か欲しいと思ったら『買おう』ではなく『作ろう』と思うようになり、今でも服やかばんを作ったりしています」。
完成度が高さがファンの間で話題となったが、製作のための特別な勉強はしていない。唯一の教材「YouTubeの動画」をマネしているうちに引き出しが増え、表現の幅の広がっていった。
販売についても「時間に余裕ができたらしたい」と意欲を示した虹村。今後もタレント業だけではなく、“モノ作り”での活躍にも期待したい。
□虹村かんな(にじむら・かんな)1995年5月27日、京都府生まれ。2021年5月より芸能活動をスタート。同年12月に「ミスジェニック 2021」を受賞。2022年2月にドラマ「サウナの神様」に出演し、同年5月発売の「週刊プレイボーイ」で単独グラビアが掲載された。デジタル写真集「はんなり桃缶。」https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?jdcn=08000000050466000000も好評発売中。