【THE MATCH】魔裟斗が“世紀の一戦”展望 鍵は1R「天心に武尊がついていけるか」
元K-1世界王者の魔裟斗が、19日に東京ドームで開催される格闘技のメガイベント「THE MATCH」(ABEMAで全試合独占生中継)で対戦する那須川天心―武尊を予想した。
「天心を追い込めば武尊のペースになる」
元K-1世界王者の魔裟斗が、19日に東京ドームで開催される格闘技のメガイベント「THE MATCH」(ABEMAで全試合独占生中継)で対戦する那須川天心―武尊を予想した。
“世紀の一戦”を魔裟斗はどう見ているのか。ABEMA格闘チャンネルの中で、まず天心について、「空手特有の技もあるし、ムエタイの技術もある。今はボクシングの技術も持っている。3つの技術を備えている」と評した。
ボクシング転向が決まっていることから、ここ何試合かは“12R仕様”の戦い方をしており、それゆえに倒し切れない結果に終わっていると分析。だが今回に関しては、3分×3Rの戦い方をするとし、「昔の天心が戻ってくるんじゃないか」。
一方の武尊については「根性の塊」と表現。「天心は格闘エリート、武尊はそういうタイプじゃない。努力と根性でここまで上がってきた。武尊は打ち合いの中で打たれてるようで打たせていない。武尊が打ち合いで負けたのは見たことがない」とうなずきながら振り返った。
そして「2人とも判定決着は狙わない」と断言。「1Rは非常に大事。1Rは天心のスピードがすごい。そこに武尊がついていけるか。どちらかといえば、武尊はサウスポーが得意じゃない。天心の攻撃が見えないと怖い。ただ2R、3R後半にいけば、武尊のプレスは世界一強い。天心を追い込めば武尊のペースになる」と試合展開にイメージを巡らせた。
さらに「後半になればなるほど武尊」としつつも、「1Rでスピードに対応できずボコボコ打たれたら、そのまま天心が倒す可能性もある。だから1Rは本当に大事」とオープニングラウンドこそが勝負を分けるピントになると見ている。
最後に「結末はわからない。格闘技は色々なものを伝えるパワーがある。2人のパワーを日本中の人に見てもらって、勇気を与えられたら最高」と締めた。