関ジャニ∞丸山隆平、主演「パラダイス」が2年前の延期経て上演決定「うれしかった」
人気グループ「関ジャニ∞」の丸山隆平が主演を務める舞台「パラダイス」が9月25日~10月3日まで大阪・森ノ宮ピロティホール、10月7日~11月3日まで東京・Bunkamura シアターコクーンにて上演することが分かった。
赤堀雅秋「劇作家として、暴発したいと思っています」
人気グループ「関ジャニ∞」の丸山隆平が主演を務める舞台「パラダイス」が9月25日~10月3日まで大阪・森ノ宮ピロティホール、10月7日~11月3日まで東京・Bunkamura シアターコクーンにて上演することが分かった。
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同舞台は、2020年5月~7月に上演を予定するも新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、中止となっていたもの。劇作家、演出家、映画監督、俳優として活躍する赤堀雅秋が作・演出を務める。赤堀にとってシアターコクーンに5回目の登場となる。また、丸山はシアターコクーン初登場だ。
同作は、救いようのない詐欺グループの男たちの栄枯盛衰の物語。一見豊かで、平和ぼけしているかのような東京を舞台に、社会の底辺でうごめく男たちが刹那的な幸福を求め、破滅を予期しながらも走り続けるさまを、赤堀ならではの俯瞰した視点から描く。
主演を務めるのは丸山。今年はブロードウェイミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」で性別を超えて愛を求めるヘドウィグを演じ、新境地を開いた。そして今回、以前から丸山の大ファンだという赤堀との初タッグとなる。丸山が演じるのは、高齢者を狙う詐欺グループのリーダー。自身のもつ明るいキャラクターから、おおらかで天真爛漫な役を演じることが多い印象の丸山が、赤堀の描く“底辺でもがく男”をどう演じるのか期待が高まる。
さらに共演には、八嶋智人、毎熊克哉、梅沢昌代、坂井真紀、西岡德馬ら若手注目株からベテランまでが名を連ねる。
○丸山隆平
「2年前に中止になった段階で、気持ちは切り替えてはいたので、上演を諦めずにいてもらえていたのがうれしかったですね。赤堀さんの作品は、昔の話ではなく常に今をリアルタイムに捉えて落とし込んでいて、大きな何かを訴えるのではなく、実は何でもない、でも人によっては放ってはおけないものがテーマだったりするんですよね。今回の上演が改めて決まるまでの間も恋しくて映画や舞台を拝見しましたが、観客側に対して答えを提示しない余白が多いところが好きです。丸山隆平といういつもはおチャラけているアイドルが、この作品の中でどう立ちまわるのか、興味を持っていただけたらぜひお越しいただきたいです。赤堀作品の中毒者の方々がたくさんいると思うので、その方々の期待をいい意味で裏切り、その世界観を自分なりに表現できるように頑張るので、厳しい目で見てほしいです。とにかく、万全の状態でお迎えできるように努力します。皆さんも元気な状況できてください」
○赤堀雅秋
「本来なら、この『パラダイス』という作品は一昨年の夏に上演される予定でした。これから開催される東京オリンピックを背景に、底辺でうごめく悪党たちの生きざまを描く……。しかし当時は未曾有の状況。公演を中止にせざるを得ませんでした。あれから2年。状況的に何が変わったのか、正直判然としません。それでも留まっていても仕方がないので演劇をします。主人公の丸山さんをはじめ、出来得る限り2年前と同じ出演者でやりたいと申し出ました。どこかリベンジのような思いです。何に対してのリベンジかはよくわかりませんが。とにかく、飽和して今にも破裂してしまいそうな『今』を描きたいと思っています。その感情はもしかしたら『怒り』に近いかもしれません。何に対しての『怒り』かはよく分かりませんが。劇作家として、暴発したいと思っています。よろしくお願い致します」