【週末は女子プロレス♯53】超過酷な海外遠征先で知らされた対戦カード 坂崎ユカ、中島翔子とのタイトル戦に気合い
「パートナー対決って選手としては複雑ですけど、違う感情が乗ってくる部分もある」
瑞希とのマジラビでタッグ王者、みらくりあんずを組んでいた中島に勝てばプリンセス王者との2冠王になる。どちらもタッグパートナーであるだけに、よりエモーショナルな光景が見られるかもしれない。もちろん、中島は中島でベルトを明け渡すつもりはない。坂崎は否定するものの、正直、中島が言うようにイメージ的には中島が坂崎の後塵を拝している感はある。だからこそ、今度の試合はより注目度が高いのだ。
それにしても、東京女子ではビッグマッチのメインでパートナー対決が組まれることが多い。たとえば、坂崎と瑞希は2020年11・7TDCホール初進出で対戦し、両国進出をアナウンスした昨年10・9大田区総合体育館では山下と伊藤麻希のワントゥーミリオンが一騎打ち、また、中島はミサヲとの享楽共鳴対決でベルトを守ったばかりだ。これは東京女子プロレスという団体の特徴でもあるのだろう。パートナー同士だからこそ生まれる物語。その背景によって、試合はよりドラマチックに、よりエモーショナルに昇華する。
「パートナー対決って選手としては複雑ですけど、違う感情が乗ってくる部分もありますね」と坂崎。今年のサイバーフェスでも、東京女子は女子プロならではのエモいプロレスで勝負する。