【正直不動産】“永瀬”山下智久のライバル“桐山”市原隼人の感動の対話 視聴者感動のラスト
NHK総合で放送中のドラマ10「正直不動産」(毎週火曜、午後10時)の最終話「正直不動産、誕生」が7日に放送された。同作は「ビッグコミック」(小学館)で人気連載中の同名の原作コミックを主演・山下智久でドラマ化。不動産業界、そして家をめぐる人間模様を描く、痛快お仕事コメディー。
ラストに営業トップに立ったのは…?
NHK総合で放送中のドラマ10「正直不動産」(毎週火曜、午後10時)の最終話「正直不動産、誕生」が7日に放送された。同作は「ビッグコミック」(小学館)で人気連載中の同名の原作コミックを主演・山下智久でドラマ化。不動産業界、そして家をめぐる人間模様を描く、痛快お仕事コメディー。
「正直不動産」の主人公で登坂不動産の営業マン・永瀬財地(山下)は、“うそもいとわない”セールストークで営業成績No.1を維持し続ける、やり手の営業マン。だが、ある出来事がきっかけでうそがつけない体になってしまうという物語。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
登坂不動産の管理物件を奪い取る秘策で、本気で潰しにかかるミネルヴァ不動産。両者の戦いは最終局面を迎える。そんな矢先、2億円超えの相続物件が出てくる。ミネルヴァはいち早く情報をつかみ、相続した平尾(星田英利)と自社に有利なサブリース契約を結ぶが、その物件から土器が発掘される。アパートを建てるはずだった土地が埋蔵文化財包蔵地であることがわかった平尾は窮地に陥ってしまう。
顧客と会社のピンチに、永瀬は「昔のようにうそがつけるように」と神頼みすると、突然風が吹き、息を吐くようにうそがつけるように復活する。しかし、榎本(泉里香)には嘘を見抜かれ、月下(福原遥)にも「今の先輩は尊敬できない」と突き放されてしまう。
一方その頃、登坂不動産は抱えている高額賃貸物件の管理をミネルヴァに奪われそうになっていた。うそをつけるようになった永瀬はオーナーである藤堂(でんでん)のもとに直接出向き交渉するが、そこには花澤(倉科カナ)の姿が。ミネルヴァよりも好条件を提示するためにうそをつこうとする永瀬。そこに、和菓子職人・石田(山崎努)が現れ、「この男は今どき珍しいバカ正直な男だ。いや、バカかもしれない。だが俺が保証する」と永瀬をかばう。
管理物件の懸念を解決した永瀬は、平尾がミネルヴァと結んだサブリース契約の解約に向けて奔走。かつてのライバル・桐山(市原隼人)に協力をあおぐも、「慈善事業じゃない」と突き返されてしまう。永瀬は「登坂さんに助けられたように、自分も家で困っている人を助けたい」と素直な思いを桐山にぶつける。
後日、ミネルヴァに乗り込んだ永瀬と月下。そこで埋蔵文化財包蔵地と文化財保護法をめぐるミネルヴァの悪事が明らかになり、サブリース契約を無事に解約できることに。桐山がミネルヴァの違法行為を突き止めたと聞いた永瀬は「桐山はデカい仕事をバンバンやってすごいよな。俺は大した進歩も成長もせず、同じところをぐるぐる回っている」と吐露。すると桐山は「螺旋階段だったら、少しずつ上にのぼっていることになる」と永瀬に言葉をかける。
物語の終盤では月下が営業トップに躍り出て、登坂不動産の業績も回復。花澤は鵤(高橋克典)のやり方に反発するが、鵤と対等に渡り合うために会社の株を半分取得することを目指して奮闘することを誓う。うそをつけるようになった永瀬だが、自らを「正直不動産」と名乗ることを決める。
第1話の放送から反響を呼び続けた正直不動産。“ライアー”永瀬が“正直不動産”になるまでの成長が描かれ、最終話ではさまざまな問題が解決して大団円を迎えた。主演の山下と和菓子職人を演じた山崎の再共演に注目が集まる中、第6話で会社を去った永瀬のライバル・桐山とのやりとりに感動する視聴者も多数。「『かわいいヤツ』と言われて『大っ嫌い』と返すとか、どないやねん桐山」「桐山ちゃん、絶対やってくれると思ってたよ」「螺旋階段とか名言」「正直に築く人間関係が心地よく素敵でした」と多くの声が寄せられていた。
14日午後10時からはNHK総合でドラマ10「正直不動産 感謝祭」のオンエアも決定しており、出演者や製作者が今だからこそ言える撮影の舞台裏やドラマの魅力について語り尽くす。