女優の松本まりかが7日、都内で行われた「映画 妖怪シェアハウス-白馬の王子様じゃないん怪-」（6月17日公開、豊島圭介監督）の完成披露上映会に、主演の小芝風花、共演の毎熊克哉、豊田裕大、池谷のぶえ、大倉孝二、望月歩、メガホンをとった豊島監督とともに出席した。

　小芝演じる気弱な目黒澪が、ボロボロのどん底に陥っていたところをシェアハウスで暮らす妖怪たちに拾われ、やがて直面するトラブルや悪い奴らを妖怪たちに助けられながら成敗し、成長していく姿を描いた異色のホラーコメディーで、4日に最終回を迎えた土曜ナイトドラマ「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」のその後を描く本作。

　撮影時のエピソードを聞かれた豊田が「松本さんが青汁を配っていて、それがすごく苦くて……」と打ち明けると、小芝も「まずいよね、あれ」と賛同して苦笑したが、豊田は「僕は美味しくいただいたんですけど……」と裏切り。毎熊も飲んだそうで「最初は嫌だったんですけど飲んでみたら美味しかったです」と笑顔で語ったが、小芝は「本当にまずいんです。本当に健康にいいもので、まりかさんは健康に関してめちゃくちゃ詳しくて、健康にいいものだから余分なものが入っていなくてすんごいまずいんです」と本音を吐露。大倉は「何にでも聞くというエキスを（入れられて）……。イメージですけどおばあさんのお布団をしがんでいるみたいな味でした」と告白した。

　その後、本作のタイトルにちなみ「○○じゃないん怪！」と思った出来事を尋ねられると、松本は「みなさんから先ほど散々言われて、私は一言も返さずグッと堪えたことがあります」と前置きをし、“美味しかったんじゃないん怪！”と書いたフリップを披露して笑いを誘うと「青汁の件ですよね。私としてはみなさんが美味しく飲んでくれていると思っていて、風花ちゃんだけは本当にはっきりと『いらない！　まずい！』って言うから、それがまたかわいくて“飲んで！”って思っていたんですけど、まさか大倉さん……。美味しかったんじゃないんかい」とチクリ。

　これに大倉が「もう許してくれよ……」とうなだれる中、松本は「本当に驚きました。普通に『美味しいよ』って言っていたんですけど、今になって、こんな大勢の前で『美味しくない、美味しくない』って。岩はびっくり」と口をとがらせ、小芝の元に駆け寄り「シーズン3になったら飲ませるわね」と宣言すると、小芝は「怖い……。もう少し美味し目のものをお願いします」と懇願した。