【鎌倉殿の13人】巻き狩りの裏で頼朝暗殺計画 成長した金剛にも注目
俳優・小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)。第22回では源頼朝(大泉洋)が征夷大将軍に就任する姿などが描かれた。さらに曽我兄弟が父の敵討ちとともに、頼朝の命も狙う意向があることも描かれた。気になる12日放送の第23回の見どころを探った。
小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ 第23回の見どころ
俳優・小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)。第22回では源頼朝(大泉洋)が征夷大将軍に就任する姿などが描かれた。さらに曽我兄弟が父の敵討ちとともに、頼朝の命も狙う意向があることも描かれた。気になる12日放送の第23回の見どころを探った。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
NHKによると、嫡男・万寿(金子大地)の披露目の場とするため、御家人を集めて富士の裾野で巻き狩りを行うことを決めた源頼朝(大泉洋)。工藤祐経(坪倉由幸)が称賛する中、頼朝を憎む曽我十郎(田邊和也)・五郎(田中俊介)兄弟らが謀反を計画する。梶原景時(中村獅童)からたくらみを知らされた義時(小栗旬)は、急ぎ五郎の烏帽子親である父・北条時政(坂東彌十郎)のもとへと向かう。不穏な気配が漂う巻き狩りには、義時の愛息・金剛(坂口健太郎)も……、という展開という。
第22回の放送後、次回の予告編の映像で成長した金剛の姿があった。演じる坂口健太郎の登場だ。予告編を見た視聴者からはネットで「まってたよ」と期待を寄せる声が目立った。一方、公式サイトの予告映像では「曽我兄弟の敵討ち」という字幕とともにナレーションで「巻き狩りの裏で『頼朝暗殺』の企て」と紹介された。また「曽我事件衝撃のゆくえ」という字幕も。音声では「討ち取ったり」と叫ぶ声に続けて「鎌倉殿」という悲痛な叫び声も聞こえ、緊迫ムードと鎌倉の危機を感じさせた。
第23回は予告編だけでも見ごたえ十分と感じさせたが、第20回で義経の死、第21回では八重の死、第22回でも後白河法皇と、ほぼ、毎回、物語を彩る主要な人物の死など大きな出来事が描かれてきた。時々、織り込まれる笑いも効果的だ。視聴者を物語にグイグイ引き込む脚本家・三谷幸喜氏のどん欲な姿勢とパワーを感じる。