細田守「竜とそばかすの姫」地上波初放送が決定 7・8金曜ロードショー、本編ノーカット

細田守監督のアニメ映画「竜とそばかすの姫」(2021年)が7月8日、金曜ロードショー(日本テレビ系、午後9時)にて、本編ノーカットで地上波初放送されることが分かった。

「竜とそばかすの姫」地上波初放送【写真:(C)2021 スタジオ地図】
「竜とそばかすの姫」地上波初放送【写真:(C)2021 スタジオ地図】

「時をかける少女」の放送も決定

 細田守監督のアニメ映画「竜とそばかすの姫」(2021年)が7月8日、金曜ロードショー(日本テレビ系、午後9時)にて、本編ノーカットで地上波初放送されることが分かった。

 同作は、21年の国内興行収入第3位となる66億円の大ヒットを記録したスタジオ地図作品。細田監督史上最大のヒット作となった本作は、カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「カンヌ・プルミエール」に選出されたほか、世界各国で大好評を博している。また、主人公のすず/ベルを演じた中村佳穂が歌う主題歌「U」(millennium parade × Belle)も大ヒットとなった。

「サマーウォーズ」(09年)で描いたインターネット世界を舞台に、「時をかける少女」(06年)以来となる10代の女子高校生をヒロインに据えた、細田作品の集大成ともいえる本作。母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、“もうひとつの現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界<U(ユー)>で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語だ。

 また、金曜ロードショーでは「時をかける少女」を7月1日に本編ノーカットで放送することも決定。2週連続で細田作品が放映されることとなった。

 同作は、わずか6館の劇場公開でスタートしたが、大きな話題を呼んでロングランとなり、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。さらにアヌシー国際アニメーション映画祭で長編部門特別賞を受賞するなど、国内外の賞を席巻し、細田監督の名を世界に知らしめた作品だ。

 主人公は、ある日突然、自在に時を超えるタイムリープの能力を身につけた女子高校生・真琴。日常の些細(ささい)な不満や欲求のために能力を使うようになるが……やがて、「人生のかけがえのない時間」の意味を見つけ出していく。まぶしすぎる一瞬の輝き、大切なことを思い出させてくれる、みずみずしいひと夏を描いた青春物語だ。

 以下は細田守監督のコメント。

「『竜とそばかすの姫』が金曜ロードショーで地上波初放送されると聞いて、たくさんの方にご覧いただけるのをうれしく思います。『竜とそばかすの姫』は、インターネットを舞台にした現代の『美女と野獣』です。アクションあり、サスペンスあり、ラブストーリーあり、そして最後には、救うべき人を助けるために一生懸命がんばる少女の物語です。とても夏らしい作品なので、皆さんぜひ楽しんでください」

次のページへ (2/2) 【写真】「時をかける少女」も本編ノーカットで放送決定
1 2
あなたの“気になる”を教えてください