評価急上昇中の“闘う芸人レスラー”渡瀬瑞基の野望を追跡 対抗戦に燃える男の思いとは
「対抗戦になると、ますます燃えてくる」
渡瀬にはイラプションの坂口しか見えていない。「武闘派・坂口さんの小細工なし真向ファイトに憧れてきたが、ガンプロのためにも、2年前のことをうんぬんほざく敵軍の大将を狙う。一騎打ちのつもりで闘う」と言い放つ。しかも「坂口の土俵」すなわち気持ちを前面に押し出す一直線ファイトで勝つ。「最後に立っているのは俺」と胸を張った。
ここにきて評価を上げている渡瀬。同じくガチガチまっすぐな闘いを目指す野村とリアルブラッドを結成したことも大きいだろう。「まだ2試合だけど、手ごたえは十二分。凄いチームになる」と鼻息も荒い。スーパークラフターUも加わるなど、リアルブラッドとしての活動も増えていくはずだ。
渡哲也(本名・渡瀬道彦)、渡瀬恒彦(本名・同)兄弟とは縁戚。「淡路島にある霊園でお墓が隣同志。うちが本家だけど、あちらのお墓の方がはるかに大きい」と苦笑い。渡瀬一族のDNAなのか、芸人としても活動している。
YouTubeチャンネル「ガチ道」が近々、スタート。富士の樹海で1回目の収録も済ませており、体を張った動画は編集が終了次第アップされるという。
「闘う芸人」としてステップアップしている渡瀬に、10を超える団体から参戦オファーが届いている。「対抗戦になると、ますます燃えてくる」と腕を撫す顔は日に日に輝きを増している。(文中敬称略)
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【写真】渡瀬瑞基は野村直矢とのリアルブラッドでも活動している