lol、2年半ぶりのツアーを東京で打ち上げ デビュー7年を祝うイベントの開催も決定

男女混成ダンス&ボーカルグループのlol(エルオーエル)が5月28日、東京・大手町三井ホールで約2年半ぶりの全国ツアー「lol live tour 2022 -laugh out loud-」を打ち上げた。同ツアーは4月29日に愛知・ダイヤモンドホールで幕開け。大阪、福岡などを巡り、東京でファイナルを迎えた。1、2部形式で行ったステージでは、同日にリリースした配信シングル「Baby tonight」を初披露。MCでは、8月のデビュー7周年記念イベント開催、秋のアルバム発売予定を発表し、観客を喜ばせた。ENCOUNTでは、全14曲を披露した1部の様子をレポートする。

2年半ぶりに全国ツアーを行ったlol【写真:(C)avex】
2年半ぶりに全国ツアーを行ったlol【写真:(C)avex】

「新しいスタートと思って頑張る」と飛躍誓う 秋にはアルバムも

 男女混成ダンス&ボーカルグループのlol(エルオーエル)が5月28日、東京・大手町三井ホールで約2年半ぶりの全国ツアー「lol live tour 2022 -laugh out loud-」を打ち上げた。同ツアーは4月29日に愛知・ダイヤモンドホールで幕開け。大阪、福岡などを巡り、東京でファイナルを迎えた。1、2部形式で行ったステージでは、同日にリリースした配信シングル「Baby tonight」を初披露。MCでは、8月のデビュー7周年記念イベント開催、秋のアルバム発売予定を発表し、観客を喜ばせた。ENCOUNTでは、全14曲を披露した1部の様子をレポートする。(取材・文=西村綾乃)

25歳人気女優のクルマ愛…免許はマニュアル取得、愛車はSUV(JAF Mate Onlineへ)

 開演前から高揚する会場。5人が姿を現すと、観客が大きな拍手で出迎えた。

「blaze」でスタートしたライブは、ステージが真っ赤に染まった「blaaaw」でさらにヒートアップした。激しいダンスチューンの「spank!!」では、メンバーの「spank you up!」と「hey!」の掛け声に合わせ、観客が拳を振り上げた。

 最初のMCでは、メンバーが7都市を巡ったツアーを振り返った。そして、hibikiは「今の3曲をやっただけで、東京が一番コミュニケーションを取ることができていることを感じた。最後まで突っ走っていきましょう!」と呼びかけた。

「#love_xxx」「party up!!」「perfect summer」の3曲をメドレーで聴かせた場面では、hibikiの「みなさん今年の夏もlolと一緒に過ごしてくれますか」の声に、観客がペンライトを振って反応。コロナ禍で客席では声を出せないが、メンバーは、自分たちの名前が書かれたボードなどを揺らすファンの姿を見て、感謝の笑みを浮かべた。

 honokaとhibikiがお互いを思う気持ちを歌詞にした「my bestie」では、掛け合いやダンスで魅了。ラストには2人が両手を広げ、大きなハートマークを作った。

 honokaらと入れ替わり、ステージに飛び出した佐藤友佑、小見山直人は、「luv me」で伸びやかな歌声を響かせた。通常は5人で歌う同曲に、この日だけの特別な演出として後から、mocaが参加。美しいファルセットで観客を圧倒した。

 旅立ちを歌った「ONE LAST SONG」、遠距離恋愛をテーマにした「アイタイキモチ」では、役者、モデルとしても活動する5人が、切ない気持ちを歌と表情で伝えた。別れても忘れることができない思いをつづった新曲「Baby tonight」では、客席で涙を流す女性もいた。

 2度目のMCでは、honokaが「メドレーからぶっ通しでやったので、ここからはゆっくり」と話すと、観客が着席。佐藤と小見山もステージ上で体育座りをし、笑いを誘った。そして、佐藤が歌詞を書き下ろした「Baby tonight」について感想を求めると、客席から大きな拍手で反応した。

 続く「pump it up」では小見山が、曲の前にサビの部分のダンスをレクチャーし始めた。「サビの後に、僕が即興で踊るので、まねして」と話すと、頭上のミラーボールが光を放ち始めた。佐藤の「ここから最高に盛り上がって行きましょう!」という声に応え、観客がメンバーと一緒に踊り始めた。「恥ずかしがっていちゃ、ダメ」。小見山の声に誘われ、揺れる会場にダンスの波が広がった。

「引き金弾け!」。佐藤のシャウトで、「trigger」が始まった。拳銃を撃ち抜くような迫力あるダンスが人気の楽曲で、観客は両手で銃を作ってメンバーと踊った。

 赤と黒を基調とした衣装から一転。メンバーがそろいのツアーTシャツを着て再登場したアンコールでは、初めて5人で歌詞を共作した「愛おしい時間」など3曲を歌い上げた。夕日を思わせる温かい照明の中で、「愛おしいこの時間が大切な宝物」と思いを重ねた。

 ファンを喜ばす発表も相次いだ。8月に7周年記念イベントを開催することに加え、秋のアルバム発売予定をアナウンス。小見山は「7月末に、『アンビエントボーダー』という舞台に出演します」と報告し、MBSドラマ「不幸くんはキスするしかない!」に出演中の佐藤は「僕は篠宮直哉役で、(曽田陵介と)ダブル主演しています。ポップにボーイズラブを描いた作品です。今、6話が終わったところで、残りは2話。ぜひ、TVer(在京民放キー局5社などの放送を配信するサービス)などで見て」と呼び掛けるなど、各メンバーの活動状況が伝えられた。

 全14曲を終えた5人は横一列に並んであいさつ。佐藤は「ライブっていいなと、あらためて思いました。(客席では)声を出せない状況だけど、『私は楽しい』ということをペンライトとかで伝えてくれることがうれしかった。(コロナ禍で)2年間活動ができなかったけれど、新しいスタートと思って頑張って行きたいです」と言葉に思いを込めた。

次のページへ (2/2) 【写真】2年半ぶりに開催した全国ツアーの様子
1 2
あなたの“気になる”を教えてください