アンコール1曲目は「バンドワゴン」のスペシャルバージョン。

　パフォーマンスを終えた安田は「みんなキレイだね。ラストアイドルの原点で今まで大切していた曲を最後にみんなで心を1つにして、しかも笑顔で終われた。ラストアイドルに鍛えられたというか……デビュー当時の私だったら今号泣していると思うんですけど、みんなで一生懸命いろんなことを乗り越えてきたからこそ、みんなの存在が心強くて、そういったものを背負ってここに立たせてもらっている。自分にとってかけがえのない5年間だったなと改めてこの曲を披露して思いました。本当にありがとうございました」とコメント。

　鈴木遥夏は「アンコールにラストアイドルの歴史が描かれたような演出で『バンドワゴン』を踊らせていただくことができて、自分自身の初心を思い出しながらパフォーマンスすることができました。最後の円で、今日はみんなと目を合わせることができて、みんなでラストアイドルなんだなということがすごく実感できた1日でした」と胸中を明かした。

　阿部菜々実は「本当にいろいろあったし、苦しいことも、つらいことも、やるせないことも、たくさんあった。まだ悔しさはしばらく抱えたままでいるんだろうなと思っています。でも、こうやっていつも温かく応援してくださるみなさんと出会って、一緒に気持ちを共有できて、そして最高のメンバーたちと一緒に戦って、支え合って、高め合って、今日このステージに立てていることが、本当に本当に誇りです。みなさん、ラストアイドルのことを絶対に忘れないでください。私はラスアイで良かったなと心の底から思っています。ラストアイドルが大好きです。ありがとうございます」と目に涙を浮かべ感謝の思いを述べた。

　アンコール2曲目は「僕たちは空を見る」。

　活動終了前最後の曲を歌い終えた後は、2期生アンダーを代表して篠原望が「応援してくださるファンのみなさんのおかげで、今このステージに立つことができ、すてきな景色を見ることができました」とあいさつ。

　2期生を代表して橋本が「正直まだラストアイドルが本当に終わるっていうのが実感できてなくて……いきなり天の声さんが出てきて『嘘でした』って言ってほしいくらい、本当にさみしくて、大好きな大好きな場所でした。私にとってラストアイドルは青春であり人生でした。たくさんの愛をありがとうございました」と号泣しながらも感謝を述べた。

　1期生、全体を代表した阿部は「ラストアイドルに出会ってくれて本当にありがとうございます。みなさんがいたから、ここまでやってくることができました。ラストアイドルは活動終了しますが、私たちメンバーの人生はまだまだ続いていきます。みなさんからもらった大きな愛と、たくさんの経験で得たことを胸に、それぞれの道で羽ばたいていく私たちのこれからを見守ってくれるとすごくうれしいなと思います。本当にありがとうございました」とメッセージを送った。

　最後はメンバー全員が声をそろえ「ありがとうございました」と感謝を述べ深々とお辞儀。ラストライブに幕を下ろし、有終の美を飾った。