二宮和也が主演を務めるTBS日曜ドラマ「マイファミリー」（午後9時）の第7話が22日に放送された。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　同作は、二宮演じるゲーム会社の社長・鳴沢温人（なるさわ・はると）と多部未華子演じる妻・未知留（みちる）が、娘を誘拐されたことから絆を試されるノンストップファミリーエンターテインメント。

“ゲーム業界の新時代を築く男”として「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」のCEOを務める温人と妻の未知留。ある日、娘の友果（大島美優）が誘拐されてしまう。2人は大学時代の友人で元警察官の東堂樹生（濱田岳）と弁護士の三輪碧（賀来賢人）の協力のもと、犯人の要望通り警察を排除して身代金を渡した。その後、三輪の娘・優月（山崎莉里那）が誘拐される。また5年前に東堂の娘・心春（野澤しおり）も誘拐されていたことが明らかに。誘拐を機に東堂の妻・亜希は消息が不明になっていた。優月を取り戻すため、再び警察を排除して身代金を渡した温人は、犯人から「完全誘拐を実現するファミリー」と認定されてしまう。犯人は次に温人の会社の社外取締役・阿久津晃（松本幸四郎）の娘・実咲（凛美）を誘拐し、身代金10億円を要求。毎日1億円ずつ10日間かけて運ぶよう指示してきた。

　15日に放送された第6話で、2日目の身代金を運んだ温人。GPSの位置情報から犯人を
追うと、トランクルームにたどり着いた。そこにはなぜか、ハルカナ社員でプログラマーの鈴間亜矢（藤間爽子）の姿が……。

　温人と阿久津がハルカナに向かうと、社内に盗聴器が仕掛けられていたことがわかる。さらに鈴間のロッカーを調べるが、すでに中身は空だった。監視カメラをチェックすると、温人のビジネスパートナーで副社長の立脇香菜子（高橋メアリージュン）が鈴間の荷物をロッカーから取り出していた。阿久津は香菜子に疑いの目を向ける。

　香菜子を信じたい温人は、香菜子のカバンに発信機を入れて行動を監視する。さらに東堂のリサーチ会社にハルカナ社の取締役を呼び、香菜子の行動を調べてもらったが、怪しい点は特にないという。しかし香菜子と鈴間が会議室で会話をしていた事実が明らかに。会社から出る際、温人は東堂と妻の結婚式の写真を目にする。

　身代金受け渡し3日目。指定場所に身代金を届けに行く温人の前に、なんと鈴間が現れた。鈴間は「余計なまねは二度としないでください。相手を軽く見てはいけません。本当に実咲ちゃんは殺されます」と忠告した。

　阿久津が独自に香菜子の通信履歴を調べたところ、鈴間と連絡を取り合っていたことが明らかに。証拠を手に香菜子に詰め寄る阿久津。しかし香菜子は、鈴間が誘拐に関与している可能性に早くから気づいていた。公にしなかったのは、会社の名に傷をつけたくなかったからだった。会社を守るため、香菜子自身の判断で鈴間を辞めさせていた。

　香菜子の疑惑が晴れ、SNS上では「香菜子、いいやつじゃねーか！」「会社思いの良い人だったんだ」「香菜子、優秀すぎただけだったー」と安堵の声が挙がった。

　さらにドラマ終盤で、温人は自宅のルーターに盗聴器が仕掛けられていることに気づく。温人は未知留、三輪、東堂の前で「犯人が分かった」と伝える。友果が誘拐される直前の行動を犯人が知っていたこと、自宅の盗聴器は東堂がチェックしていたことから、「お前が（盗聴器を）つけたんだから、本当のこと言えるわけねえだろ」と東堂に問う。「ゲームの中で俺が（犯人と）やりとりしたアカウントは『haruto1212』だ。俺、お前の会社で見てっかんな。1212はお前の結婚記念日だよな？」と東堂に詰め寄り、「鈴間とお前と奥さん、これ一体何の関係なんだ？」と、結婚式の写真を見せる。そこには鈴間の姿があった。温人が「犯人はお前なのか？」と問うと、東堂は「俺が誘拐した」と自白した。

“東堂犯人説”や東堂の妻と鈴間の“姉妹説”は以前からSNS上でも考察されており、「あー、やっぱり東堂きた？」「やっぱりかぁ……」「考察にあった鈴間と奥さん姉妹説!!」といったコメントが並んでいる。