濱正悟、ホラー作品で民放連ドラ初主演 6年前の免許合宿での恐怖体験「未だに謎」
俳優の濱正悟(27)が主演を務めるテレビ東京のドラマ「何かおかしい」(毎週火曜、深夜0時30分)が31日スタート。同ドラマの原案は30万部突破のベストセラー「変な家」で話題となったオカルトホラー作家・雨穴が担当。物語の舞台はラジオ局、ラジオ番組の生放送中のちょっとした違和感が思わぬ悲劇を巻き起こす。単なるホラーやミステリーでは終わらない、リアルタイム進行型ヒューマンホラーだ。
民放初主演作品は撮影期間3日「何かおかしい」
俳優の濱正悟(27)が主演を務めるテレビ東京のドラマ「何かおかしい」(毎週火曜、深夜0時30分)が31日スタート。同ドラマの原案は30万部突破のベストセラー「変な家」で話題となったオカルトホラー作家・雨穴が担当。物語の舞台はラジオ局、ラジオ番組の生放送中のちょっとした違和感が思わぬ悲劇を巻き起こす。単なるホラーやミステリーでは終わらない、リアルタイム進行型ヒューマンホラーだ。(取材・文=丸山あゆみ)
濱が演じるのは生放送番組「オビナマワイド」の構成作家・花岡。演じるにあたり、演出を務めたテレビ東京の太田勇氏から、放送作家やラジオ番組の紹介を受けたという。
「実際に花岡という役を作るにあたってモデルにした放送作家さんがいらっしゃって、何人か教えていただきました。そして、ラジオ番組を教えていただいたので、放送作家の方はどういう立ち振る舞いをするのかを拝見させていただきました」
実際の構成作家の動きを参考にしつつも、ラジオ番組の生放送を意識して撮影に挑んだ。
「生放送の“生っぽさ”を活かす作品になるのかと思い、あまり役を作りすぎずに現場に入りました。演出の太田さんも実際に起きたハプニングを活かして使ってくださったので、そういうのも含め他の出演者の方々と楽しんで演じさせていただきました」
濱が参加したラジオ局での撮影は3日間。カメラの台数は15台と通常のドラマ撮影とは異なる撮影方法に「おかしい」と感じつつも、相談しやすい環境で撮影は順調だったようだ。
「声や音だけではなく、映像も配信されている番組だったので、僕が差し入れをさせていただいたあんぱんを小道具として使ったり、花岡のスマートフォンで撮影したものも実際に映像で使われました。普段はタバコを吸わないので、スタッフさんが『吸わなくてもいいよ』と仰ってくださったのですが、喫煙所のシーンだったので吸ってみたり。いろいろアイディアを出しやすい環境でした」
同作が民放連続ドラマ初主演の濱。「あんぱんを差し入れた」と笑顔を見せるも、座長として反省点もあったと言い、共演者に助けられていたそうだ。
「主演らしいことができず……。僕自身、あまり余裕が無くて面白い話ができなかったのですが、藤森さんやヒャダインさんをはじめ、皆さん話を回してくれました。話掛けてくださる方が多かったので、やりやすかったですね」。
同作の主題歌は、三浦透子が歌う「intersolid」。エンディングでは、主題歌に乗せ、雨穴が躍る映像が流れる。
「エンディングまで容赦なく世界観を作り上げているのが、すごく不気味で掴みどころがないですね。すり抜けていくような歌詞なので、そこの部分もドラマとマッチしているので、見終わったのにまだゾクゾク感が終わらない感じがいいなと思いました」