乙武洋匡氏、松本人志に立候補の報告したことを明かす「本当に恩を感じている方」
今夏の参院選に初出馬することを表明した作家の乙武洋匡氏が20日、都内で記者会見を開き、「この日本を、社会を、より多くの選択肢がある、多様性のある社会にしていきたい」と決意を語った。義足歩行で登壇し、車いすに座って出馬表明。東京選挙区に無所属で立候補する。
この4年間、義足プロジェクトに取り組んでいる
今夏の参院選に初出馬することを表明した作家の乙武洋匡氏が20日、都内で記者会見を開き、「この日本を、社会を、より多くの選択肢がある、多様性のある社会にしていきたい」と決意を語った。義足歩行で登壇し、車いすに座って出馬表明。東京選挙区に無所属で立候補する。
会見で乙武氏は「ダウンタウン」松本人志に立候補の報告を行ったことを明かした。「国立競技場でのイベントの前日に、松本人志さんにお電話をして今回の立候補の件をご報告させていただきました。数々お世話になっている方がいる中で、やはり私にとって松本さんは特別な存在で、6年前にああした不祥事があり、皆さんの信頼を失った中で、ともすれば私を擁護することでその方も批判を浴びてしまう。そんな状況の中で、『乙武さんは社会にとって必要な人だと思う』といったことをおっしゃってくださり、何度も励ましていただき、義足プロジェクトをずっと応援していただいて、本当に恩を感じている方です。この6年間、『社会に必要な人だと思う』、その言葉が本当に私の支えになっていたので、松本さんにはお電話で報告をさせていただきました。こうしゃべると、なんとおっしゃってましたかという質問になりますが、そこからは個人的なやりとりになるので控えさせてください」と話した。
「五体不満足」の著者で知られる乙武氏は、2016年夏の参院選にも自民党公認で出馬準備を進めていたが、週刊誌に不倫問題を報じられ、一度は出馬を断念。政界進出は悲願で、今月19日夜に自身のYouTubeチャンネルで出馬を正式表明していた。
また、乙武氏はこの4年間、義足プロジェクトに取り組んでいる。今月16日には、東京・新宿区の新国立陸上競技場で義足を装着しての100メートル歩行に挑戦。117メートル歩き続けることに成功した。