“世界のTK”高阪剛が語る、師匠・前田日明の教え「プロとアマチュアとは何が違うか」
アイスペールにウイスキー2本をドボドボと…
――最近、TKのリングス時代の同僚・山本宜久さんが、自身のYouTubeチャンネルでリングス時代にあった忘年会の話を振り返っていて、TKの飲みっぷりがすごかった話をされていました。
「そうなんですね」
――TKの記憶だと、どんな雰囲気だったんですかね?
「ことのはじまりは、忘年会の二次会か三次会か。ちょっと忘れましたけど、そのなかで山本さんらを含め、リングスの選手たちがみんなで飲み合いになったんですよ。そしたら前田日明さんが、『お前ら、そんなの細かいことをしているんやない』ってウイスキーの瓶を両手に持って、店にあったアイスペールに……」
――普通は氷を入れておく、あれですか?
「ええ。それにウイスキーを2本分くらいかな。ちょっと覚えてないですけど、ドボドボ入れ始めて。なみなみになったところで、『これを飲めるヤツいるか』って」
――TKが行ったんですか?
「いや、その前に『これはタダでは飲まさへん』って、財布から札束を抜いて、それをズボッと中に入れるんですよ。それで『飲み干したヤツにこの札はやる』って言われて。そのときに自分は、取られちゃいけないと思って、『やりまーす!』って手を上げたら、誰も手を上げなくて」
――あら。
「自分としてはダチョウ倶楽部さんの『やります、やります』『どうぞどうぞ』になると思っていたんですけど、自分だけだったので、ガーっと」
――一気に飲んだんですか?
「飲み干した段階で記憶がなくなって、あとは断片的にしか覚えていないんですけど、目が覚めたら、半裸でカラオケを歌っていたりとか。次に目が覚めたら、なぜか頭突き合戦していたりとか。3回目に目が覚めたときは合宿所のベッドでしたね」
――そこまで記憶がないんですね(苦笑)。
「ええ。それでベッドでもう完全に二日酔いなので、『昨日、何があったのかな? あ、忘年会か……。あ、お金!』って思って」
――思いますよね。
「どうしたかと思ったら、昨日着ていたシャツの胸ポケットに入っていたんですよね」
――あったんですね!
「ええ。だから気を失いながら(札束を)入れたんでしょうね。シワシワになったのが出てきて。『ヤッター!』って思いましたけどね」
――そんなことはよくあったんですか?
「よくありました。とくに忘年会ってそういうことをやるところだと思っていたんですよね」
――ヤマヨシさんによると、ヤマヨシさんも店の前にある電光掲示板を壊したり、前田さんも酔って、店のドアを破壊したり……。
「はい(苦笑)」
――器物破損で、リングスにもの凄い金額の請求書が届いたそうですけど、TKは物を壊したことはなかったんですか?
「壊してはいないですけど、その場にいる人たちと、お互いに壊しあっていましたね(苦笑)。次の日はカラダのどこかが切れて、血まみれになってましたけど、何をやったのか覚えていないから分からないですけどね」
――よく警察沙汰にならなかったですね。
「なっていなかたったです。おかげさまで(笑)」