原因は自分にある。今年の目標パシフィコ横浜に向け「自覚して時間を過ごせたら」
7人組ダンス&ボーカルグループ「原因は自分にある。」が27日に新曲「545」を配信する。今回のジャケットメンバーを代表して大倉空人(20)、桜木雅哉(16)、長野凌大(18)が、グループや楽曲の魅力を語った。
パシフィコ横浜に立つためクオリティ向上を意識
7人組ダンス&ボーカルグループ「原因は自分にある。」が27日に新曲「545」を配信する。今回のジャケットメンバーを代表して大倉空人(20)、桜木雅哉(16)、長野凌大(18)が、グループや楽曲の魅力を語った。(取材・文=竹之内梨佐)
――デビューのきっかけを教えてください。
大倉「全国の研究生の中でファン投票でバトルをして『BATTLE STREET』というグループとして選ばれた7人が今の『原因は自分にある。』のメンバー。デビューは、2019年の7月に発表されて、8月に『BATTLE STREET』から『原因は自分にある。』に改名、10月にCDデビューしました」
――コンセプトを教えてください。
長野「グループ名についている“原因”という言葉はネガティブに取られがちですけど、音楽界のエンターテインメントとしての“原因”になろうという意味がこもっています」
大倉「『原因は自分にある。』のコンセプトが2次元と3次元の狭間なので、ダークで世界観強めの楽曲多いですね」
――グループ目標はありますか。
大倉「7人で話し合っている夢は、東京ドームに絶対立つこと。今年の目標としてパシフィコ横浜に立つことを目指して活動しています」
――パシフィコ横浜に立つためにはどんな時間を過ごしていますか。
桜木「徐々に意識をして、どの公演も同じクオリティーで出せることを当たり前にできるように自覚して時間を過ごせたらと思っています」
――7人のメンバー紹介をお願いします。
大倉「小泉光咲は、天然です。でも研究生の頃から感じているのは、自分の芯が強い子で、一直線に進むという内側に秘めた強さが魅力的。歌声も特徴があって、はかない声で力強く歌うし透明感があります」
大倉「桜木雅哉は、最年少ですけど自分の夢もあって、やりたいことも明確で多彩でとてもすてきな子。1つできたら次のステップに進むし、悩むことがあっても納得して次に進む処理能力というか理解からの行動が形にできる人です」
大倉「長野凌大は、音楽性が豊かで昔の音楽も好きで、引き出しがすごいところを尊敬しています。凌大に付いていきたくなるような性格で、一緒に夢に進んでいきたいと思わせてくれる。あとはギャグセンスがないのにギャグをするメンタルは尊敬しています(苦笑)。グループの圧倒的なセンターです。凌大じゃないとグループが成り立ちません」
長野「武藤潤は、最年長だけど、1番最年少っぽい。みんなからイジられる。潤が最年長だからこそ、グループが1つにまとまっている気がするし、歌も上手でサビを担当することも多い。自分にうそをつかず情熱的な男です」
長野「杢代和人は、自他ともに認める『レベチイケメン』(本人談)です。言葉通りに魅力的だし、自分にあんなに自信がある人はいないんじゃないかな……。カリスマ性があるのに、隠れたところでの努力をしている人グループで1番話すし、トークも回すし、和人がいることで場の空気が温かくなるムードメーカーです」
桜木「吉澤要人は、声が低くてイケボです。バレエ経験者なので、ダンスの滑らかさがすごくて参考になります。気づかないところで支えてくれるし、助けられています」
桜木「大倉空人は、昔から努力家。決めたことに対して継続性があるんですよ。この前は『痩せる』と決めて、1年間で12キロも痩せていました。パフォーマンスでもその努力が活かされています。相談しやすい人でもあるんです。自分の意見を言ってくれて説得力があります」
――東名阪ツアー振り返ってみて、いかがですか。
大倉「食べ物がおいしかったですね。たこ焼き、みそカツ、豚まん、手羽先。本場の味が幸せでした。真面目なライブの話をすると、早着替えのタイミングだったり秋ツアーに活かせる努力ができました。初挑戦のこともあったし、前に進めたツアーでしたね」
長野「僕たちのアバターを作って一緒にライブをするという初挑戦をしました。MC以外は音楽が止まらないノンストップライブで、僕たちがステージにいない間もアバターが踊っている時間もあったりととても新鮮でした」
――ラストステージでの涙が印象に残っています。
桜木「今回のツアーは自分の中で、グループで活動してから初の試練でした。体調を管理することの大切さを感じました。普通のことが普通じゃないというか……。あれは悔し泣きとうれし泣き。アンコールに出られるか分からない中でのやりきれたうれしさと、出られなかった公演もあった悔しさでした」
――秋ツアーは開催都市が増えますね。
大倉「目に見えて成長が分かる。福岡・北海道と初めて行く土地の観測者(=ファン)にも会えることにワクワクしています。春ツアーで蓄えたものを秋ツアーでどう活かすか。おのおの改善点を見つけているので、秋ツアーも1公演、1公演を大切にパフォーマンスをしたいです」
――そして、新曲「545」が配信されますね。
桜木「4月に配信された楽曲『青、その他』と『結末は次のトラフィックライト』のその後を描いた続きという意味で、3部作のストーリーのある曲です。モーツァルトのピアノソナタの『545』からの引用もありまして、主人公がピアノを失敗するストーリーから始まります。歴史的な曲を新しい楽曲にした仕掛けのある曲です」
――ミュージックビデオではピアノに挑戦しているんですよね。
大倉「最初のピアノを失敗する物語のところを最近ピアノを練習している雅哉が描いてくれています」
桜木「意外とイケました。イントロのスピード感が大変でしたけど(照)」
――では、最後に楽曲PRをお願いします
大倉「バラード風な感じで僕たち一人一人の声が届くという、今までにはない曲調なので、ぜひ楽しんで聞いて欲しいです」
□原因は自分にある。(げんいんはじぶんにある。)2019年7月10日のデビューシングル「原因は自分にある。」をリリース。「ある物事や、ある状態・変化を引き起こすもとになること。」という意味を持つ“原因”という言葉を肯定的に捉え新時代のエンターテインメントを生み出すグループ。新曲「545」を22年5月27日に配信リリースする。