大型eスポーツ大会が2年ぶりオフライン開催 “リアル”だからこその楽しさを再確認
国内最大級のeスポーツエンターテインメント「RAGE」による本格スマホeスポーツ「Shadowverse」の大会「RAGE Shadowverse 2022 Summer」の予選大会が、5月14日と15日に幕張メッセ 1ホールで開催され、総来場者数1万7359人を記録した。約2年ぶりとなるオフライン大会に筆者も参加。誰でも参加できるeスポーツ大会について、実際の体験とともにリポートする。
「RAGE Shadowverse 2022 Summer」予選大会が幕張メッセで2日間にわたって開催
国内最大級のeスポーツエンターテインメント「RAGE」による本格スマホeスポーツ「Shadowverse」の大会「RAGE Shadowverse 2022 Summer」の予選大会が、5月14日と15日に幕張メッセ 1ホールで開催され、総来場者数1万7359人を記録した。約2年ぶりとなるオフライン大会に筆者も参加。誰でも参加できるeスポーツ大会について、実際の体験とともにリポートする。
筆者が参加したのは午前9時からチェックイン開始、同10時に試合開始予定となっていた第1部。会場に到着し、アプリを使ってチェックインすると、すでに多くの参加者が集まっていた。多くの時間を注ぎ込んで優勝を目指す人、好きなゲームで腕試しに挑む人、友達と一緒に楽しむために参加する人……。スタンスはさまざまだが、誰もが目の前の試合には勝ちたいと思って来場している。
今回の予選は、DAY1とDAY2ともに5勝1敗以上ならプレーオフトーナメントに進出し、そこでも勝ち進んだ8人が6月19日のGRAND FINALSの出場権を得られるというもの。賞金は優勝1000万円、準優勝400万円、3位タイ100万円と高額だ。約3か月ごとに開催されている大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響によってオンライン開催が続いていたが、今回は2020年1月以来のオフライン開催となった。
会場は熱気と緊張感が同居する独特の雰囲気。筆者は重要な初戦でストレート負けを喫してしまい、いきなり追い込まれてしまった(2敗しても対戦続行は可能だが、勝ち上がりの可能性は消滅する)。しかし、そこから何とか粘り続けて4連勝。あと1勝で次のラウンドに進めるところまでこぎ着けたが、6戦目でゲーム内ランキング1位経験者が“ラスボス”として立ちはだかり、4勝2敗で無念の敗退となっている。
与えられた手札で勝負するカードゲームは“運”の要素が強調されがちだが、数多くのデッキタイプから2つを選択し、40枚のデッキも細かく調整した上で、当日はBO3(2本先取)を何試合も勝ち抜かなければならない。運要素の大きいゲームではあるが、それだけで勝ち進んでしまう選手が出るようなシステムでもないのは確かだ。敗戦に悔しさはあったものの、最終戦では対戦中にも実力差を感じる局面も多く、納得できる終わり方だった。