“竜兵会”土田晃之、上島竜兵さんをしのぶ 病院で手を握り「今までの感謝を伝えました」
お笑いタレントの土田晃之が15日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「土田晃之 日曜日のへそ」(毎週日曜、正午)に出演し、11日に61歳で亡くなった「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵さんについて語った。
「上島竜兵ってね優しい男がいたんで、皆さん忘れないでいてください」
お笑いタレントの土田晃之が15日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「土田晃之 日曜日のへそ」(毎週日曜、正午)に出演し、11日に61歳で亡くなった「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵さんについて語った。
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“竜兵会”のメンバーで上島さんと長年、親交が深かった土田は「皆さんご存知の通り僕のボスが死んじゃいましてね」と切り出した。同番組にもゲストとしてメンバーの肥後克広とともに度々出演。上島さんと肥後が最多出演だったことも明かし、「リスナーの皆さんにも本当にお世話になったということなんで、この番組のリスナーの方々にはちゃんとお話しなきゃなと、この数日は思っていたんすけど、本当残念なんですけど」と続けた。
そして、「僕らの関係性って不思議だなって思っていて。普通の仕事の人だとなかなか無いんだろうなって、この関係性は。よく事務所の先輩・後輩って言われるんですけど、それだけじゃなく、僕にとって友達だし、恩人だし、親友だし、兄貴だし、親なんで単純に家族なんですよね」と上島さんへの思いを吐露。
「20年以上集まれるってなかなかないと思うんですよ。利害関係がないっていうのがすてきだなと思っていて。ネタでネタを拾いにいっているとよく言っていたけど、それだけだったらこんなに長くは続かず、本当に上島さんと肥後さんっていう人に惚れて20年以上一緒にいて、そんな家族が亡くなってしまったんですけど」と話した。
「僕は上島さんが亡くなって3回会うことができたんですけど、最初はありがたいことに亡くなってすぐに病院で会うことができたんですけど。行くタクシーでも上島さんの携帯に連絡したんですよ。もちろん返ってくるわけでもなくて、『マジかぁ』と東京の夜景見ながら涙も止まらないわけですよ。病院ついてもずっと泣いていたりしてたんですけど」と当日の状況も説明。
その後、病院で上島さんと対面した土田。「本当にのんきな顔して寝てたんですよ。拍子抜けするぐらい。本当にいつもの寝顔で、(苦しんだ表情ではなかったので)少しだけだけど救われたなって。みんなも『台から落としてみます?』みたいな冗談を泣きながら言ったりもしていて。そのときに僕は上島さんの手を握らせてもらうことができたんですけど、改めて握るとこんな男らしいごつごつした手をしてたんだなって。何回も触って、今までの感謝を伝えました」と振り返った。
土田は、上島さんについてバラエティー番組などでもお笑いの選択を間違えてしまうことが多いと振り返りながら、「簡単な2択でいつも間違えるから、最後の最後に簡単な2択を間違えちゃったんだろうなって。そっちいっちゃうと全然みんな楽しくないよと思いながらね。本当にそっちじゃないんだよなって思いながら。僕が毎晩思うのがあの世で志村(けん)さんに毎日こっぴどく怒られてると思うんですよ」。「僕らもいずれ何十年後かに亡くなったときに一緒に飲めたらなって思えるんです」と心境を口にした。
そして、「ほかにもいろんな話があるんですけど、それが笑ってね、話せる時がきたら、またいろんな話がしたいなと思っております。上島竜兵ってね優しい男がいたんで、皆さん忘れないでいてください」と呼びかけた。
○悩みを抱えている人へ、厚生労働省が紹介している相談窓口
・いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟)
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