――皇治さんからすると、そういう見方もあると。

「あわよくば、あいつらの首をずっとねらってますからね、俺は。まあ、勝敗はどうでもええですよ（笑）。でも、俺は今、マジで充実しているので、はい」

――「HEAT50」の会見でもそう言っていましたね。

「だから、いつか逆襲しに行くかもしれないですよ。もう無理と言われたとこから、なんやかんや実現してきましたからね」

――「HEAT50」の会見でも言われていましたけど、本当に「THE MATCH 2022」（6月19日、東京ドーム）に皇治さんは出場しない方向なんですか？

「話はね、早くからもらってましたけど、断りました。凄く光栄で、もちろん東京ドームで試合したいんですけどね。あれはあの2人の大会ですからね。彼らに一番乗っかってるのは結局、誰なんやと。現役ファイターが、現役ファイターが作った舞台に乗っかるんてどうなんやろうと。己で動けと。俺はどんだけコケにされようとショッカー軍団には入りませんよ（笑）」

――そこは譲れないと。

「まあ大会の成功を素直に祈ってます。とりあえず俺は俺のやり方でRIZINを、とりあえずHEATを、格闘技界を皇治軍団と共に盛り上げますよ」

――それともうひとつ聞きたかったのは、前から皇治さんが口にしている、K-1の芦澤竜誠選手の件なんですけど、「HEAT50」の会見でも「前蹴りが流行っている」と言われていて。 「THE MATCH 2022」の芦澤vsYA-MAN の絡みは映像で確認されました？

「しましたよ。まあ、2人とも盛り上げるために頑張っているなあと思いますけど、いかんせん、カッコよくないですね。頑張っていることは認めますけど、色気がないなと」

――それは二人共にない？

「うん。せやから人気があんまりないんじゃないですか？　 やっぱり色気がないと。オシャレにいかんと。素人のケンカみたいになってましたよ。コントみたいになってましたやん、足を取られて血が出て」

――芦澤選手の前蹴りの角度はどうでしたか？

「アハハハ、あれは超オモロかったじゃないですか。あれはベストでしたよ。最高! せやけど、吉本かい！っていうくらいズッコけてたじゃないですか。でもまあ、あの会見は芦澤が持って行ったんじゃないですか」

――そんな感じがしました。あの会見だけだと、YA-MAN選手より修羅場を潜っているように見えました。

「まだまだお子ちゃまですよ、彼らは。でもね、俺は大みそかはボランティアしただけですよ（笑）。今は誰にも負ける気はしないので」

――ボランティア？

「若手にボランティアしてやったんですよ。YA-MANにしろ、梅野（源治）にしろね、俺がスターにしてやったんです」

――たしかに、皇治戦を終えると、誰もが話題になって注目されています。

「でしょう？　俺に絡んだらみんな有名になるから。メシを食えるようになるんですよ、俺に絡んだら。カネになる男ですよ。『カネになる男』ってしといてください。ゴールデンおじさんて（笑）」

――今後はトライアスロンに挑戦だと言われていますけど?

「トライアスロンですよ、格闘技の（MMAに挑戦？）。だって見てください。俺なんて全部言ったこと、なんやかんや言いながら行動してやってきたので、格闘技のことではね」

――分かりました。次、また「FRYDAY」に撮られることを楽しみにしています（笑）。

「アハハハハ！ もうホンマにほっといて（笑）」