「ユニコーン」川西幸一、声優に初挑戦 佐賀舞台のアニメ「鎮西八郎為朝」で主人公の父役
ロックバンド「ユニコーン」の川西幸一が2日、佐賀県上峰町を舞台にしたウェブアニメ「鎮西八郎為朝」で声優に初挑戦したことが分かった。
主題歌はユニコ―ン「制作はけっこう大変でした」
ロックバンド「ユニコーン」の川西幸一が2日、佐賀県上峰町を舞台にしたウェブアニメ「鎮西八郎為朝」で声優に初挑戦したことが分かった。
同作は、業界最大手のスタジオ「プロダクション I.G」が、アニプレックス協力のもと制作。鎮西八郎(源為朝)を主人公とした作品で、2021年12月に第1話の配信が開始、22年5月2日に第2話が公開された。
上峰町には為朝が滞在した伝説が多数残されており、「鎮西山」をはじめ、地名の「屋形原」は、為朝が滞在したことに由来している。しかし、為朝とゆかりのあることが町民にあまり浸透していなかったことから、子どもたちにも親しみやすいようにと、同町が為朝伝説のショートムービー「鎮西八郎為朝」の制作を決めた。
為朝をイメージして書き下ろされたテーマソング「TIME‐TO‐MORE」(タイム・トゥ・モア)をユニコーンが歌い、プロダクション I.Gとアニプレックスがアニメを手がけ、同町の公式YouTubeチャンネルで配信をスタートしたところ、300万回再生を突破。アニメ化希望のコメントが多数寄せられたこともあり、本格的なウェブアニメ「鎮西八郎為朝」の制作に踏み切った。
歴史好きで知られる川西が演じるのは、第2話から登場する為朝の父・源為義。同じく初登場の、為朝の兄・義朝(小野大輔)と藤原頼長(置鮎龍太郎)や為朝との関係性など、展開に注目が集まる。第3話以降は6月から毎月1話の公開を予定(全13話)。
以下は川西幸一のコメント。
「アフレコに参加させてもらうと聞いたときは単なる端役だと思ったのですが、物語の要となる父・為義役ということで『大丈夫かな』と思いつつ、しっかりやらせてもらいました。為義は源氏の歴史をつくる前の重要な立場にいた人物です。大きな流れの狭間で微妙な時代を生きてきた人なのではないかと思います。
主題歌『TIME-TO-MORE』の制作はけっこう大変でしたが、いろいろ調べているうちに為朝の懐の深さや強さ、愛情が見えてきたので、それを詩に書きました。完成した曲にはすごく満足していますし、いかにもユニコーンらしい曲になりました。
ユニコーンは九州好きを公言しています。僕が個人的に好きなのは実は佐賀で、鍋島藩に伝わる『葉隠』や明治維新の近代化に尽力したことをすごいと思っています。アニメ『鎖西八郎為朝』をぜひご覧ください」