“かわいすぎる女装”で話題 レインボー池田、完成まで2年かけたメイクへのこだわり
クオリティーをさらに磨かせたのは視聴者と母
“みゆき”の美しいところは、顔だけでない。所作や口調も見どころのひとつだ。クオリティーをさらに磨かせたのは視聴者と母親だった。
「ひな壇で女の子の格好をして座っているときに、股を開いて座っていたんですよ。そしたら視聴者の方から『なぜ足を広げているの』って意見をいただいたんです」
当初は「何があかんのや」と疑問に思うも、母からも「あんな股広げへんで。その格好してるんやからなりきりなさいよ」という言葉が。視聴者の意見も今の“みゆき”を作ったひとつだった。
コントの設定からメイクアップアドバイザーの資格を取るまでになった。お笑いコンビ「空気階段」の水川かたまりを女の子に変えた動画はYouTubeで120万回再生以上を記録している。「メイクで人は変わるんだ」の思いがメイク熱を加速させた。
韓国アイドルの流行から男性がメイクをするというのが当たり前になってきている昨今。池田も男性にメイクアップをするということに手応えを感じている。
「女性メイクさんは女性のメイクをするのを慣れていると思うんです。女の子にしてくださいって頼んだときになんかちょっと足りないなという経験がありました」
その経験が自信ともなった。「男を女の子にするのって俺が一番うまいんじゃないかなって思って(笑)。水川かたまりさんをメイクしたとき、めちゃくちゃかわいくなって。本人がどんどん明るくなっていくんですよ。それがすごいうれしかった」と白い歯こぼした。
“みゆき”へのこだわりが「美」という新しい武器を与えた。人を笑わせることだけでなく、メイクで暗い世間を照らしていく池田の活躍に注目していきたい。