ヤマト配達員のとっさの心遣いが話題 本社「ドライバー個人の判断によるもの」と評価
ヤマト運輸のトラックから飛び出したドライバーが、歩行者用道路の段差を登れず困っている車いす利用者のもとへ駆け寄っていく――。あるツイッターユーザーが「優しい」と投稿した映像が27日午後7時現在、68万いいねを超える大きな反響となっている。
あるツイッターユーザーが投稿した映像が、68万いいねを超える大きな反響に
ヤマト運輸のトラックから飛び出したドライバーが、歩行者用道路の段差を登れず困っている車いす利用者のもとへ駆け寄っていく――。あるツイッターユーザーが「優しい」と投稿した映像が27日午後7時現在、68万いいねを超える大きな反響となっている。
動画では、配達途中と思われるヤマトの社員が立ち往生している車いす利用者に駆け寄り、補助する様子が収められている。歩道に乗せて安全を確認すると、再び停車していたトラックに戻っていった。周囲に他の人はいないようだ。
映像は940万回以上再生されており、ネット上で拡散。ヤマト運輸の公式ツイッターアカウントもこの投稿をリツイートし、「昨日の弊社社員の行いに対して多くのお褒め、労いのお言葉ありがとうございます。該当の社員とは連絡がとれており、これまでの他の模範となる取り組み同様、社内での共有を行ってまいります」「また、これから先も地域の一員としてお役に立てるように社員一同邁進して参ります」とつづった。
投稿には、「これを見て宅配はヤマト一択と思った」「助け終わってすぐに立ち去るところがまさに“クール”」「これがヤマトのクール便ですか」「猫の手を貸したってわけですね」「どんなCMよりも強力」と、ヤマトのロゴや代名詞になぞらえて多くの称賛の声が並んでいる。
ヤマト運輸の担当者はENCOUNTの取材に、「動画の内容は把握しております。(とっさの行動は)ドライバー個人の判断によるものです」と文書で回答。
動画の撮影エリアや当該ドライバーについては「把握しております。個人に関わることは回答を差し控えさせていただきます」としつつも、「当社は、公共の道路を使用させていただき、日々の業務を行っております。地域の皆さまの安全や安心を確保することは、重要な責務であると考えており、今後も、地域社会により愛される存在となるために、努めてまいります」と説明している。