斎藤工が“妊娠”する男女逆転ドラマ、Netflix日本8位の健闘 女性視聴者から共感の声

Netflixが27日(現地時間26日)、週間グローバル視聴時間TOP10(18~24日集計)を公式ホームページで発表した。日本のTOP10には俳優の斎藤工と上野樹里が出演しているNetflixオリジナルシリーズ「ヒヤマケンタロウの妊娠」(21日全世界配信開始、全8話)が初登場8位に入る大健闘ぶりを見せている。

「ヒヤマケンタロウの妊娠」が初登場8位に【写真:(C)Netflix】
「ヒヤマケンタロウの妊娠」が初登場8位に【写真:(C)Netflix】

テレビ東京が企画・製作、監督はCMで知られる箱田優子氏

 Netflixが27日(現地時間26日)、週間グローバル視聴時間TOP10(18~24日集計)を公式ホームページで発表した。日本のTOP10には俳優の斎藤工と上野樹里が出演しているNetflixオリジナルシリーズ「ヒヤマケンタロウの妊娠」(21日全世界配信開始、全8話)が初登場8位に入る大健闘ぶりを見せている。

 原作は坂井恵理氏の同名コミックス(講談社「BE LOVE KC」所載)で、「もし男性が妊娠したら?」をテーマに男女逆転生活をコミカルに描いている。妊娠をきっかけに今まで見えてこなかった社会のさまざまな問題に直面した主人公(斎藤)が、奮闘しながらも徐々に周囲の人と自分自身を変えていく姿を描いた成長物語。斎藤は広告代理店の第一線でバリバリ仕事をこなすハイスペック男子・桧山健太郎、上野は同じく仕事最優先のパートナー・瀬戸亜季を演じている。同ドラマはテレビ東京が企画・製作。夏帆とシム・ウンギョンが出演した映画「ブルーアワーにぶっ飛ばす」(19年)や花王ロリエ、サントリー金麦シリーズ、日本マクドナルドサムライマックなどのCMで知られる箱田優子氏が監督を務めた。

「妊婦」が体験する苦労を「妊夫」として向き合う桧山と、そんな彼と共に悩み寄り添おうとする亜季。妊娠により社会から向けられる予想外の眼差しに戸惑い、現代の妊娠・出産にまつわる多くの問題に直面しながらも2人は“産む”決意をする……。第1話では女性社員が参加している社内会議で男性社員が堂々とセクハラ発言を繰り返すなど男性社会の問題点を正面から描いた。

 また、亜季が思わず発した「私の子なの?」は女性が言われて傷つく言葉で、男女が逆転した世界を象徴するシーンだ。会社に妊娠を隠して働きつつもつわりなどの妊娠初期症状に苦しむ桧山。桧山と亜季が大きな決断をくだすストーリー展開には心が温まる。筒井真理子、リリー・フランキー、岩松了、高橋和也など演技派俳優が脇を固めているのも見どころだ。

 公式予告編のコメント欄には「漫画版は軽いかわいい感じで読めたけど映像となると急にリアルな感じ」「この社会が実際になって欲しい」「実際に男性妊娠があったらもっと女性の気持ちを分かってくれる人が増えるだろうな」「とにかく男性にはつわりを体験してほしい」「自分も女だけど、つらいことはみんなで抱えてみんなでつらくなる、みたいなのなくなればいい」「男にも生理有ればいいのにね。妊娠出産も経験して欲しい」などの声が多数寄せられている。特に女性視聴者の間で共感の輪が広がっているようだ。

 他に今週の日本TOP10の1位は「社内お見合い」(韓国)でグローバルTOP10の非英語ドラマ部門でも4位という好成績を続けている。以下、2位はアニメ「SPY×FAMILY」(日本)、3位は「気象庁の人々 社内恋愛は予測不能?」(韓国)、4位は「39歳」(韓国)、5位は「二十五、二十一」(韓国)、6位は「愛の不時着」(韓国)、7位はアニメ「盾の勇者の成り上がり」(日本)、9位は「偶然見つけたハル」(韓国)、10位は「結婚作詞離婚作曲」(韓国)という結果だった。

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