急性白血病から復帰の岡村孝子、闘病生活について告白「まだ完治していません」
シンガー・ソングライターの岡村孝子(60)が26日、前千葉県知事のタレント森田健作(72)がパーソナリティーを務めるラジオ2番組の収録に参加した。岡村は2019年春に急性白血病と診断され、約5か月入院。翌20年の仕事復帰後、ラジオ番組は初出演。闘病生活の状況を振り返った。
森田健作のラジオ2番組に出演
シンガー・ソングライターの岡村孝子(60)が26日、前千葉県知事のタレント森田健作(72)がパーソナリティーを務めるラジオ2番組の収録に参加した。岡村は2019年春に急性白血病と診断され、約5か月入院。翌20年の仕事復帰後、ラジオ番組は初出演。闘病生活の状況を振り返った。
FM NACK5「森田健作 青春もぎたて、朝一番!」(日曜午前5時30分)の5月1日、8日の放送分では、病が見つかったときのことから話した。
「私は健康だけが自慢でしたが、イベントのリハーサルで3曲しか歌い切れないことがありました。疲れが取れにくくなり、肩が凝るようになりました。消化器内科の検査では異常はなかったのですが、『血液の数値が変だよ』と言われ、血液内科で最終的には『急性骨髄性白血病』と診断されました」
その後、岡村は病院の無菌室で過ごし、「年を越す頃、私はこの世界にいないかもしれない」と弱気になったという。だが、一人娘の長女が担当医に「母が亡くなったら困ります」と強く訴え、岡村にも「つらい治療となると思うけど、私のために頑張ってほしい。いてくれるだけでいいから」と伝えたという。そして、岡村は「(長女を)残していくわけにはいかない。頑張るしかない」と覚悟を決めたという。その上で、寝たきりの治療期間に背中を6か所も圧迫骨折をしたことなどを告白。退院して感じたのは「昨日と変わらない今日が続いていくことの素晴らしさ」で、「風が吹いたり、鳥のさえずりがする。『生きているってこういうことなんだ』」と思ったという。
ニッポン放送「森田健作 青春の勲章はくじけない心 増刊号」(午後1時)の5月4日放送分では、自身に適合する骨髄がなかなか見つからず、さい帯血移植をしたことに言及した。
「へその緒ですね。(誕生した時の)さい帯血をいただきました。ありがたいですし、今、ここにいられることに神秘を感じます」
ただ、岡村は「私はまだ完治していません。完全寛解の状態が5年ぐらいたたないと完治と言えないので」と言い、「だからこそ今を一生懸命、楽しみながら生きていきたいです」と実感を込めた。
両番組で強調していたのは、支えてくれたファンへの感謝で、昨年9月に開催したソロデビュー35周年記念&復帰コンサートのことを振り返った。同公演を収めたブルーレイは今月18日に発売。コンサートツアー「OKAMURA TAKAKO CONCERT“T’s GARDEN」も5月からスタートする。岡村は森田と初対面だったが、小5のとき、初めて買ったレコードが森田の「友達よ泣くんじゃない」だったことを告白。森田は「ありがとうございます。では、私はこのブルーレイを買わせていただきます」と約束し、岡村を喜ばせた。